これまでに使ったお金のことを考えると、やはり「依存症」だったのだろうと思わずにはいられない。
今、それが治ったと言えるのかどうかは分からない。
今だってあのころと同じようにお金があったら、そのまま続いているのだろうと思う。
反面、小遣いの範囲を超えずにいられるのは、治まったといえるのかもしれないとも思う。
では、いったいいくら使ったのか。
これまで書かずにいたこと。
話したことがあるのは性依存のカウンセラーさんだけ。
「間違いなく依存症です」と言われた。
ここで総額を計算するつもりはないが、ざっと白状することにする。
7年間通い続けた女性がいることはこの場に何度も書いた。
その高級ソープ店。
120分で65,000円。
その女性のところにほぼ2週間ごとに通い続けた。
そして、彼女だけにとどまらず、同じ店の他の女性のところにも行った。
一時、夢中になり、同じくらいの頻度で通った女性もいた。
デリヘルやファッションヘルスにも手を出した。
さらにはその店で知り合い、店を辞めてから会っていた女性がもう一人いる。
事情は書かないが、その女性には数百万円貢いだ。
今、どこで何をしているのか知らない。
莫大な金額である。
退職金、親からの遺産、すべて使い果たした。
これだけの金があったら、今、家族にいろんなことをしてやれていたのに、と思う。
毎月、カスカスの生活をしなくて済んでいたのに、と思う。
配偶者にもう働かせなくて済んでいたのに、と思う。
それでもまだやめられずにいる。
貯金すれば少しは贅沢ができるだろうが、余裕ができるとすぐ女性に使ってしまう。
「馬鹿なヤツ」と思うが、「やめよう」とは思わない。
やっぱり、治ってない。