コンクール終了
2次予選からはジョルディが審査に加わりました。
課題曲は、クープランの組曲ホ短調(シャコンヌ以外)、コレッリソナタト長調、バトラーのディヴィジョンニ短調、テレマンのファンタジーハ長調。
そしてファイナルは、アーベルのドレクセル無伴奏イ長調2曲とバッハのソナタト長調BWV1027、そしてグラウンのコンチェルトイ長調。
45分×3の曲目を用意するのは並大抵ではありません。受けに来るだけでもすごいです。総じていえることは、全員素晴らしいテクニックを持っていることでした。
私は、音楽的に表現豊かであることはもちろんですが、セオリーが分かっているかいないか、様式感があるかないかがその土台にないと良い演奏とは思えません。しかし審査員によって少しずつ見方が違うので、最終的には必ずしも意見は一致しませんでした。でも1位になったマノン・パパセルジョさんだけは全員一致文句なしの1位でした。まだ21歳。チェロもハープも弾く彼女は、全部暗譜で、あのたくさんの難曲を軽々と微笑みながら弾いてしまい、紛れもない天才です。これからどうなっていくのか、とんでもなく楽しみです。
1位 Manon Papasergio
2位 Amarilis Duenas Castan
3位 Garance Boizot
受賞者発表
今回、ギュンタースベルク出版のツァドウさんも
いただいたけど持って帰れなかったお花
審査員 左から
Hille Perle, Jordi Savall, Wendy Gillespie,
顧問のSiegfied Pank, 平尾雅子, Paolo Pandolfo
アシスタントのFriederike Pankも
アーベルの生家 Springer Strasse 8
新しく黄色に塗り替えられて
11月12日記