ケーテン コンクール | 平尾雅子 Masako Hirao のブログ

ケーテン コンクール

11月4日から2年ぶりにケーテンでバッハ-アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバコンクールが始まりました。各国から集まった若いガンバスト達の熱演に刺激を受けています。課題曲のとても難しいコンクールですので、受験者は皆本当にテクニシャンです。問題は様式感、語法を備えているか、表現力、趣味で、審査員によっても意見が分かれることもありますが、今のところ対立することなく順調に進んでいます。


一次の課題曲は、シェンクの通奏低音付きソナタイ短調op.9、ヒュームのDeathとLife、マレのフォリア(自分で抜粋したもの)、そしてアーベルのマルサン・ソナタハ短調でした。結果発表はこれまではパオロ・パンドルフォが全部喋っていたのですが、今回はみんな何か述べることが急に決まり、私は本当に冷や汗!!紙に書いて読みました。

ドイツ語と英語が飛び交うこのコンクール、43年前に帰国して以来ヨーロッパに住んでいない私は、レッスンを受けているとはいえ、もう大変な思いをしています。日本語でさえ喋るの苦手なのに(汗)


日本公演を終えたばかりのジョルディは二次予選の今日から審査員に加わるので、昨夜ケーテンに到着しました。相変わらず元気そうです!



一次の審査に来てくださった昔のバーゼルの校長先生ペーター(・ライデマイスター先生)右端を囲んでの晩餐会




こちらがアーベルの生家

(先日アップしたのは間違いでした)




審査員控室にいつも用意されているフルーツとサンドイッチ


  11月8日記