トリプルハープの通奏低音
5日前になりますが、久方ぶりにトリプルハープの通奏低音と共にリハーサルをしました。
リュートの金子浩さんが体調不良でキャンセルなさった代役で、曽根田駿さんが弾いてくださいます。彼はもともとチェンバロ奏者ですが、ハープも弾きこなす優れた音楽家です。
このリハーサルは、9月18日に行われるアメリカ人のガンバ奏者アレックス・クノープさんのコンサートのためで、私も通奏低音やデュオを弾かせていただきます。プログラムがマラン・マレの初期の作品を集めたもので,どちらかと言うとチェンバロより一緒に繊細なピアニッシモが出せるリュートやハープが曲想に合います。
先日は初めての合わせでしたが、とても楽しみになってきました。
曲目は、次の通りです。
マラン・マレ
MarinMarais(1656~1728)
第1巻(1686)より
・ヴィオルとつのための組曲ニ短調
・2台のヴィオルと通奏低音のための組曲 ニ短調
・2台のヴィオルと通奏低音のためのシャコンヌト長調
・メリトン氏を偲んで
17世紀後半の気品のある音楽、ルイ14世お気に入りのヴィオル(ガンバ)とハープのしっとりとして深い室内楽を、ぜひ皆さまにお聴きいただきたいと思います。
7月15日記