今年の発表会
一昨日、門下生発表会を行いました。
近江楽堂が使えなくなったので、今回は武蔵ホールという会場で行いました。西武池袋線の武蔵藤沢というところは、都心から少し離れていて、うちからは2時間くらいかかりましたが、駅のそばでチェンバロがあるのは大きなメリットです。大きさもちょうど良く、古楽にはピッタリです。ただ、近江楽堂の残響に慣れている生徒さん達には、音の返りがイマイチ感じられなかったという声もありました。でもチェンバロを借りなくてよくて採算が取れて、駅の近くで、ちょうどよい会場はなかなかなく、今後も候補になりそうです。
ともあれ、発表会が今年も実現できて良かったです。
本番近くのレッスンはいつになく?自分でも厳しいなと感じるレッスンになりましたが、皆さんよく耐えて(笑)本当に頑張ってくださいました。
なによりもガンバを愛する気持ちに溢れる発表会になって、本望でした。共演者も皆さん素晴らしく、花を添えてくださり、嬉しかったです。
とは言っても、悔いが残った生徒さん達もいらして、一人ずつどのように改善していくか、私の課題でもあります。何事も経験。次に必ず繋がると信じて。
朝早く出て、バタバタとリハーサルして本番に突入し、5時間近くの発表を講評のための感想を書き留めながら聴き、途中自分も弾いて、最後に無伴奏ソナタ(シェンク)を演奏したのですが、切り替えに自分の演奏会とはまた違う緊張感でした。
終演後皆さんに1人ずつ講評を述べてから、打ち上げでワイワイおしゃべり、気がついたら11時を回り、帰宅したのは午前1時過ぎでした。
なが〜い1日、翌日はさすがに頭が働かずボーっとしました。
この時期の演奏会は、とりわけガット弦には厳しく当日弦が切れた生徒さんもいました。自分の楽器も含め、なかなかヒヤヒヤします。
来年はもう少し早い時期にしたいものです。
6月21日記