以前、受講した事のある演技の先生でロベルタ・ウォーラックさんというアメリカ人の方がいるんですが、ニコール・キッドマンはじめ、ハリウッドの有名な役者を指導してきたそうで、
クラスで、
「俳優に必要なモノとは何か?」という質問をします。

何だと思う?と、みんなで色々答えを出し合う。

顔、
感性、
華、
根性、
運、
才能....でもない!!
人脈、...違う!
散々、みんなでやーのやーの喋った挙句、
ロベルタの答えは...「友達」ビックリマークだそうです。

仕事場での知り合い程度の仲間、ではなく、本当に純粋に損得なく、自分を思って真実を言ってくれて、練習相手になり、自分のプライベートを含めたしっかりした演技の話が出来る、そんな友達が俳優には必要だと。

たしかに!演技は一人では出来ない。いや、一人芝居とかあるけれど、やっぱりそれは、言葉でもあるように、「一人芝居」でしかない。
セリフ覚えも、何人かで読み合った方が早く覚えられるし。自分がどう見えているのか、「それじゃあ嘘っぽい」「弱い」「鼻穴が広がりすぎている(笑)、だから、ダメ、だから面白い」などなど、愛情を持って教えてくれるのも、真の友達なら伝えてくれるだろうし。

私はそんなメンターのような友達のような人が一人、二人います。

そして、その話を聞いてからは私はなるべく友達を作るようにしています。演技のクラスで知り合った若い子とも連絡先を交換したりして。そんな時は売れてなくて私、気が楽だわ〜♫って思う。日本では演技の学校に行く事がスタンダードでは無いので、友達も、より必要だとおもう。どんな人も、仲間が必要♫


そうだ、サッチモは、こんな世界を「なんて素敵な世界」って歌ってたね。