今日は私の37才の誕生日で、祖母の告別式だった。
祖母の最後の丸一ヶ月だけ、急遽で手伝った介護生活が終わった。一ヶ月だけでも、とにかく濃かった時間だった。
式が終わって、遺族は皆が皆、ヘトヘトだ。
この上なくものすごく優しい親戚一同だが、それにしても、人の想いが交錯しすぎて、誠に、わたくしは消耗しきりました。

仏壇にそびえ立つ祖母の遺影。
社会福祉に生きた祖母は、なんと会葬者は2000人。
90歳まで生きたこの人の質量と比べると、やつれた顔を隠そうとした化粧が濃いと姉に言われ、腹をたてる自分は、亀虫より小さい人間である。

の、だが、家族だからこそ、ここまで必死にやり、血の繋がりがないのにここまでやってくれることの有り難さを知り、血が繋がらない故なのか、想像力の限界がある事も知り、
半面、経験者は黙って理解を示したり。自分もまたしかり。
沢山、教えられた。結婚も出産もしていない私を、祖母が身体を使って、少しはまともな大人になりなさいと教えてくれた気がする。
しかし疲れた。よく、「良い年の取り方をする」、とか言うけれど、そんなことをしようとしたら、本当に年をとってしまうなぁ。

お誕生日おめでとう、私。早く寝よう!!