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50年間の母親からの支配が
こころの抑圧解放で
本来の自分を取り戻し
本当にやりたいことを
自由にできる生き方に変わった
セラピーコーチ 橋本昌子
母親を助けたい娘
子どもの頃に
両親の夫婦関係が
うまくいっていない場合。
母親は夫婦間の不安を
娘を自分の味方につけ
支配することで
その不安を埋めようとする
ことがあります。
本来、夫婦間の問題は
夫婦で解決するもの。
しかし母親自身の思い込みや
価値観や観念によって
夫婦間で問題を解決できずに
無意識に娘を味方につけることで
不安を埋めるという方法を
とってしまうのです。
それって母親自身の問題です。
でも子どもである娘を味方につけ
自分の不安を少しでも楽にしようと
試みますが解決しません。
なぜなら子どもは本質的に
親を助けることはできないからです。
母親自身が
大人である自分の問題だと
引き受けることが必要なのです。
娘の方は母親の味方になることで
得られるものを
愛情と勘違いして
自分を犠牲にしてまでも
母親に尽くすことを
無意識に選択したのです。
勘違いの愛情は
自分を犠牲にしなければ
得られないもの。
本当の愛情とは
ありのままの自分を愛してくれるもので
母親の味方にならなければならないという
条件付きではありません。
本当はそのことに気づいていても
無意識に気づかないようにして
母親に尽くし続けてしまう。
それは娘に
ありのままの自分は愛されない
という思い込みがあるからです。
勘違いの愛情でも
母親からの愛情を感じていたい
いつまでも母親の味方で
不安を感じないように助けてあげたい。
娘も決して母親を
助けることができないのに
助けたいという想いが
断ち切れないのです。
子どもである娘が
大人である母親の問題を
引き受ける必要は全くないのに
それを手放せないでいる。
それは娘の思い込みや
価値観や観念によって
思考ではやめたいと思っても
やめられない状態を
続けてしまうのです。
こころの境界線をひく
こんな母親と娘の関係は
共依存になっています。
母親は娘に自分の問題を
味方につけてることで
何とかして欲しいと依存し
娘は母親の味方になって
その期待に応えることで
勘違いの愛情や安心
指示通りでいいという楽を
得ようと依存しているのです。
この共依存が起きている理由は
母親と娘のこころの中の境界線が
曖昧になっていることで起きています。
「母親は母親」「娘は娘」
感じ方も考えも違う
別々の人間です。
その人の感情は
その人にしか感じられない。
他の人がそれを引き受けることは
できないのです。
母親の不安をなんとかしたいと思うのは
こころの境界線が引けていないからです。
そして無意識に気づかないようにしていた
自分が母親との間でやっていた
勘違いの愛情や安心を得ようとしていたこと。
母親の味方になることで
自分の人生に責任を持たずに楽に生きてきたこと。
それらを認めて
こころの境界線を引くことで
自分は自分と責任を持って
生きていけるのです。
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