30代前半まで、食事に関して、全くの無知だった。
何故、食べるのかさえわかっていなかったから、時間が無ければ食べなかったし、食べてもカップ麺や菓子パン、良くてサンドイッチとかだった。
たまの、当時の会社近くのケンタッキーやヒレカツ定食、夜の飲み食で、かろうじて生きながらえていたんだろう。
食は、優先順位の最底ランクで、全てにおいて後回しだった。
それが、身体を壊して、それも神経や精神がおかしくなってやっと、変だって気づいて、
でもどうすれば普通に戻るのか、もちろんわからず、鬱々と自分の中に閉じこもり、とにかく楽になりたいと願うばかりだった。
・右側の距離感認知の喪失(マヒや触覚じゃなく、見えないのでもなく、距離感がわからないから、車の運転がヤバかった)
・文書読解力の喪失(小説など、字は読めるんだけど、意味がつかめない)
・無気力(燃え尽き症候群かもしれないと思ってたが、どうなんだろな)
・気鬱(お酒で極端な躁になるので、躁鬱だったな)
さすがに、これで異常と思わない方がおかしい。
それが医者にも行かず、薬も飲まず、食だけで改善したわけだけど、これに関してはまたあらためて、しっかり書くね。
こうして私は、食べ物、特に身体を構成するたんぱく質、たんぱく質を構成するアミノ酸を研究しまくることになったんだ。
意識して、たんぱく質を摂るようになって、何が変わったか。
一番は、顔。
真顔が作れるようになったことだ。
それまで、口角が下がり、下まぶたも下がって内側の白い所が広くむき出しになることでスースーして乾燥してしまい、まばたきせずにはいられなかった。
それが、じっと目を見開いたまま、それなり長いこと開けていられるようになった。
筋肉が戻って、顔の表情が作れるようになって、それで声優だけでなく、顔出しで役者業もやろうと決めたんだ。
以降、生活の最優先は「食べること」になっている。
起きてから、何を食べるか考えると、なかなか浮かんでこないので、できるだけ前日に決めるようにしている。
そうすれば、身体がそれを受け入れる準備をするのか、作るのが楽しいし、美味しくいただける気がする。
前の日に決めないで寝ると、翌朝、延々何も浮かばないことが多い。
そういう時は、とりあえず何でもいいから、食べることにしている。
カップ麺でも、食べないよりは万倍マシだ。
でもできるだけ、そういう時の為に、キャベツの千切りなど、スグ食べられるサラダ系を常備している。
いきなりカップ麺では血糖値爆上がりなので、糖尿病にならないようにインシュリン対策は必要だね。
買い物も、食べ物を見て歩くのが、一番楽しい。
最初は、100歳双子の金さん銀さんが毎朝マグロのお刺身を数キレ食べるというのをテレビで見て、私もマネしてマグロ(メバチ)を4キレ食べていたけど、その少し後くらいから、急にマグロが高騰して、買うのをためらうお値段になってしまった。
それで、ツナ缶を取り入れ、鶏肉、豚肉を頻繁に食べるようになった。
牛肉ももちろんいいけど、輸入牛肉を食べると発疹が出るので、やめた。
今ではたまにイオンスーパーで売ってる和牛ローストビーフと、生牛はタスマニアビーフを買う程度。(抗生物質や成長促進剤を使っていないからか、なんとなく身体が楽なんだ。味は牛っぽくないけどね)
ある日のランチ
匠のローストビーフ with 篠原タマネギ(親戚が作ってる)、わさびドレッシングかけ
※ローストビーフは元々、タマネギを生で食べるために利用し始めたんだ
ブロッコリとマイタケと牛乳を加えた「じっくりコトコトのブロッコリポタージュ」
イオンのパン屋の「クルミ&レーズンのカンパーニュ」
伊豆カメヤのわさびドレッシング
ラム肉も美味しいね。
最近イオンでは「無農薬牧草で育った」って表記するようになったから、需要も増えるんじゃないかな。
当時、豆腐はキライだったけど、がんばって食べていたら、今じゃお味噌汁の具としても好きだし、麻婆豆腐もよく作る(ソース?はレトルトな)。
ある日の夕食
麻婆豆腐、タラの唐揚げ、芋焼酎「黒霧島」水割り
納豆もがんばって食べてるよ(夜ね)。
そんなこんなで、カンタンな料理を紹介しよう。
今回は腸活ということで、たんぱく質とファイバーが摂れる一品。
『叩いた「ささみ」焼き みかんドレッシングとバターのソースかけ』
緑のは、水菜。
ファイバーが豊富なこともあるけど、ささみに一番合うような気がする。
作り方:
鶏ささみを、丈夫な「まな板」にラップを敷いて並べ、上にもラップを広げる。
上のラップをはがし、塩コショウ、小麦粉か片栗粉を振る。
フライパンに少し多めのオリーブオイルを引いて焼く。
そこそこ焼けたらひっくり返す。
※トングあると便利。100均でも売ってるよ。
水を大さじ1~2程度入れて、フタをして蒸し焼きにする。(火を弱めて2分くらい)
※水を入れるとふっくら柔らかくなるよ
フタをとって、余分な水を飛ばす。
火を止めて、バターをまぶし、みかんドレッシングをかける。
※バターは熱くし過ぎると、美味しくなくなるから必ず火を止めてからね
浜松の(株)ガリバーフーズの野菜村シリーズ『三ヶ日みかん ドレッシング』
良さそうなドレッシングが無ければ、塩を余分に振って、レモンでもオレンジでもスダチでも、適当にお好みで。
ふかふかのささみ焼きのできあがり~
他に、
豚タケノコ長芋照り焼き丼
※「料亭レベルのレンチンレシピ(伊藤ミナ子さん著)」を少々アレンジ
このレシピ本、ものすごく参考になるので、またあらためて紹介するね。
せり親子丼
親子丼に大量のせり 日本酒にも合うよ
※「笠原将弘ザ・ベスト」をアレンジ
魚や豆メニューも、またの機会に紹介するよ。
目標ができると、料理も食事も楽しくなるね!