いよいよ今日、2010年W杯が開幕する。
試合観戦にも色々な楽しみ方があるが、応援抜きで楽しむならやはり、攻撃的で創造的なサッカーを観るのが一番だ。そういう意味では、スペインとオランダがグループリーグを1位抜けして勝ち上がると決勝で対戦することになり、史上最高のゲームが生まれる可能性がある。このカードなら本当に楽しみだ。
優勝候補の筆頭に上がるスペインに死角はあるか。
テストマッチの韓国戦を観たが、終始ゲームを支配するポゼッションサッカーは健在である。ボールを失ってもすぐにアプローチして奪い返すので、対戦相手は力の差に愕然とするしかないだろう。しかし敢えて言えば、この支配力こそが仇となる。とにかく相手陣内に押し込めてしまうので、自陣に広大なスペースができている。2ラインのDFブロックで90分間集中して守り、ピケやプジョール相手に50m全力疾走しながらゴールマウスにシュートを打てるFWを擁するインテルのようなチームだけが、今のスペインを倒すことができる。現実的なゲームプランで試合に挑むであろう、カペッロのイングランドとドゥンガのブラジルなら可能だ。個人的にはこの2チームが優勝候補である。
オランダの爆発力は脅威だが、超一流FW達とマッチアップするDFラインが不安。ユーロ2008でアルシャービンに切り裂かれたように、やられるとしたらスペインと同じカウンターだろうが、やられる可能性はスペインより高い。優勝までは厳しいだろう。
あと、どこまでやれるか楽しみなのがセルビアとコートジボワール、それからアルゼンチンだ。特にコートジボワールは日本戦で初めて観たが、中盤は非常に洗練されたパス回しをしていた。スタメンと控えに差がありそうなので、フルメンバーで一流国と戦ってほしい。
さて我らが日本代表は…今頃になってポゼッションサッカーからカウンターサッカーに方針変更しているようである。本気でベスト4を狙う気なら、最初から弱者の戦法でいくしかなかったと思うのだが。。。
しかも本当に本田を1トップで使うのだろうか。今こそ、普段から世界のトップリーグであるセリエAの、しかも弱小クラブでFWをやっている森本を使うべきではないのか。世界のレベルと弱者の戦い方が日常である森本を。本田はここ数試合で全く動きに精彩を欠いているのだからベンチスタートだ。恐らく動かないのではなく、このチームでどう自分を活かせばいいかわからなくて動けないのだろう。トップ下は今一番キレている大久保がベストだ。何度かはオッと思わせる場面を作ってくれるに違いない。但し、彼のシュートは枠に飛ばないし、イエローカードも貰うだろうから60分ぐらいで交代。ここで本田を使えば、それまでの戦況から自分の仕事をイメージできるだろうし、そろそろ相手陣内にスペースも生まれている頃だ。
それから、右に長谷部、左に松井を使う。長谷部はクラブでも右MFを経験しているし、一列上げることでボランチに稲本が使える。もう1人のボランチは遠藤、コンディションが良くないなら中村憲剛だ。どうせ攻撃できる回数は少ないのだから、配給役は1人で充分だ。相手の力量を考えれば、4-2-3-1と言うより4-4-1-1気味になるだろう。ほとんど守備のできない中村俊輔は、相手SBが疲弊しきってからでないと使えない。
しかし本当なら、森重と槙野を2年間使い続けてCBを組ませたかった。そして闘莉王をボランチに上げて稲本と組ませる。もっと言えばトップ下には柏木。矢野なら前田を、玉田や大久保なら大黒を加える。あああ~、今頃岡崎の1トップに無理があるって気付くなんて…。
とにかく、自分の国を代表しているチームなんだから応援しよう。元々力の差があるんだからあまり期待せずに。負けて当たり前だ。あと、テセ君も応援しなきゃ。あの組で点が取れたらすごいね。日本国籍を選んでくれれば良かったのになァ。。。