10月13日(土)に、東京大学の本郷キャンパス内のホールで企画されているイベントについて紹介します。

第1回 ちょっと気になる子たちを支えるオヤジの集い
http://www.oyajilink.net/event.php

イベントの詳細については、上記リンクで公開されています。


子育て=母親って思ってませんか?
未就学児から小学生までの子ども、特に発達障害の疑いがある子や、発達障害児にとってはオヤジの力と存在は絶対に必要です!

父親という立場は、昼間は仕事に努めていて、あまり子どもと接する時間がありません。
しかし、我が子が発達障害をもって生まれた父親たちは、なかには無関心な人も居ると思いますが、どこか頭の中では我が子の将来のこと、そして就労のこと、そして発達障害って?って考えたりしていると思います。

しかし、いざ仕事が休みの時に、妻と一緒に、障害者支援の集まりに出かけると、そこは母親ばかり。
そんな中で自分の考えを発言したり父親目線で我が子の育児や子育てについて話すと、どうも一線ズレでしまう・・・そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。
私もそうでした。

しかし、私はこのブログを通じて我が子の障害について書き記し、我が子と同様の障害を持つ父親たちとこのブログから知り合い、そして実際に会って懇談をすると前向きに我が子の障害について真剣に考えている人がたくさん居るのです。
なかには「全くうちの旦那は関心がない」という方も居ます。
しかし実際に私の周りにはたくさんのオヤジが我が子の成長や自立について真剣に考えている人がたくさんいます。

これは、父親でなければ父親を引き寄せることが出来ないのです。
何故なら「子育て」という視点では、父親と母親の役目は全く違います。
日々、我が子の「今の状態」を子育てしているのは母親。
しかしその状態から、仕事に出て社会を経験し、その視点から我が子の将来の自立や就労について日々考えているのが父親。

しかし、子どもからすると、父親も母親も同じ「親」。
立場が違うけど、やっぱり子どもからすると父親にも考えて欲しい。
そんな事から、発達障害児(者)の子育てを父親の立場からも考えて行く必要があると思います。

子育ては母親がメインとなってしまい、父親は無関心でいる事は「仕事が忙しい」という理由でいくらでも放棄することもできます。
だから父親の意識はとても薄い・・・否、薄いと言うより絶対数が少ない状態です。

しかし、地域から多方面に視野を広げて、地域を飛び越えたカタチで集まれば、父親たちだけでも交流は可能です。
それは誰かが狼煙をあげないとそこには集まらない。

初めは3人、5人でも良い。
ただ、もし時間があって少し我が子の障害について興味があったり、他の地域のオヤジや支援について聞いてみたいと思ったらこの機会に交流を深めて下さい。

日本は、発達障害者(他の障害も含む)の支援はビックリするほど格差があります。
この格差は、聞いてみると「え~っ」と声をあげたくなるほどもの凄く支援の格差があります。

療育手帳1つ取っても、判定方法がバラバラでこれについても大きな支援格差があります。
このような事も含めて、他の地域の支援も聞いて、自分の我が子の住む地域について提案するだけでも「障害児(者)が生(活)きやすい社会づくり」が可能になると思っています。

発達障害の支援については、行政や自治体、そして議員も含めて「どうしたら良いか?」という事はいつも悩んでいる課題です。
だから父親として「何とかして欲しい」ということではなく「他はこうだった。こういう点について良かった。だからこのようにして欲しい」という言うだけで支援の仕組みが変わっていきます。
父親の支援参加。社会への説得力も違いますので、みんなで考えませんか?
-オヤジが集まればチカラは無限-です。