先日の夜、妻と2人で話しました。
それは今まで家に居たときの、真輝に対する対応です。

この前も書いたように、真輝は先月の26日、てんかんとも疑うべく突発性の痙攣を起こしました。
それはテレビでゲームをやっていた時です。

家に居ても妻は家事などで忙しい状態。そしてボクも仕事をしてパソコンに集中する機会が多々あります。
そんな時に息子が「構ってほしい」を連発してアピールしてきますが、どうしても忙しいときは「まぁ君。テレビ観てて」と促していました。
そのことで、真輝のテレビを観たりゲームをしたりする時間が多くなっていきました。
ボクら夫婦も「テレビを観させていれば大人しくなる」と考えてしまって、その間に自分のやりたい事をやっていました。
それから真輝はテレビに執着するようになりました。
そしてゲームも好きになりました。

普通のご家庭でも、こんな状態の家庭環境は多いと思います。
実際にそれが原因で、ゲームにハマリ、そして親が知らないところで携帯ゲームでアイテムを購入してしまう。また親の知らないところで暴力シーンの多いゲームにハマッて、気がついたら子どもの心が荒んでしまっている。

ボクら夫婦もそのような父と母になりそう(なっていたかも)でした。
しかし、先月の26日の朝に、けいれん発作が起きました。
この時のことはブログにも書いてあります。

てんかん発作? 2012年2月26日
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11176322159.html

実はこの前日も夜遅くまで、ゲームをやらせていたのです。
次の日が休日だったので、ボクら夫婦もあまり咎めずに12時近くまでゲームをやらせていました。
そして翌日は起きてまたすぐにゲーム。
その時に、この痙攣発作が起きました。

いま思えば「もう少し配慮していれば」とか「注意していれば」と反省して後悔もしています。
でも考え方を変えて「ここで息子に気がつかせてもらった」と思うようにしました。

それから夫婦で取り決めたこと。
息子がテレビに向き合わない生活スタイルを作ろう!と話し合いました。
そして決めた事が「スペシャルタイム」です。

1日に30分から1時間程度、夫婦がお互いに息子の為だけを考えて、息子と一緒に集中して遊んでやれる時間を作ることを心がけました。

そのスペシャルタイムは、ボクらも一切パソコンや携帯、そして家事なども行わず、息子の為だけに時間を取る大切な時間としています。

多忙な中でこのスペシャルタイムを作るのはとても大変です。
しかし、大変だからと言って他のアイテム(テレビやゲームやパソコン)に頼って、家族の大切な時間を割いてしまうのは、これは核家族化が進む要因でもあると思いました。

真輝のような発達障害の子どもは、特に自分をコントロールできない場合も多く、のめり込んでしまいます。
他の子どもが影響を受ける以上に、たくさんの影響を受けます。
それを親がキチンとコントロールして管理することも、療育の一環となると思っています。

そのこともあり、真輝は痙攣発作が起きた日から今日まで殆どテレビを観ていません。
観るときは必ずその時間も「スペシャルタイム」として、ボクや妻も一緒に番組を観て盛り上がるようにしています。

電子機器や映像機器が価格が下落してそして小型化したことで、一家に1台から1人1台の時代になってきました。
ボクが幼少の頃は、兄とテレビ番組のチャンネル争いをして、それを父から叱責され、父がNHKを観ている間は大人しくしているという時代がもう懐かしく感じます。

ただ、もう一度「家族の絆」というものを基本から考え直すとき、家族みんな一緒に!家族みんなで1つのイベントを楽しむように心がけるようにします。

真輝の痙攣から学んだ得た、家族の絆の話でした。