いま受験シーズンですね。
我が家にはまだまだ受験を経験するような子どもは居ませんが、ボクの兄の娘・息子は高校受験と大学受験のダブル受験です。
長女の方はなかなか優秀な子で、大学は早いうちに確定しており、進路は決まっています。
将来は学校の先生になりたいと希望を持っています。
そして長男の下の男の子は高校受験。
まさに昨日と今日が私立の受験日で現在は試験も真っ盛りだと思います。

ボクは恥ずかしながら、大した学校も卒業できずに、学歴は高卒です。
そんな時代でも、アルバイトなども含めて働き口はまだまだあったほうでした。
ただ今の時代、大学を卒業しても就職浪人という言葉もあるように、有効求人倍率も0.6倍とすべての人が希望する場所に就職が出来ないというまさに「就職氷河期」です。

先日、ある中学生を対象に「10年後の日本について」とアンケートを実施したところ約7割の中学生が「不安を感じている」と回答しました。
そして先日の成人式の時に20歳を迎えた若者達にも「日本の将来」について質問したところ、同じく7割の人が「不安を感じる」と回答しました。
そして共通した回答のなかには「政治家に対して大きな不信を感じる」と答えた人がたくさん居たようです。

「政治とは未来の羅針盤」
ボクはこの言葉を何度も使っていますが、未来の行く末を決定する機関が「政治」です。
その政治に対して現在では混迷の極み。
日本がどこに進んでいくのか?そして明るい未来はあるのか?と考えるとその羅針盤の役目をまったく果たしていない日本の政治に対して、国民は不信を強く持っています。
はやく政治としてキチンと機能をして安定した、そして明るい未来を示せるような政策を、キチンと建てて欲しいと思っています。

さて受験は幼稚園生に関係無いと思われますが、実は「お受験」があります。
まぁ幼稚園でも優秀な子ども達は居ますよね~。
我が子からしてみればそれはそれは「お利口さん」な子が多々います。

真輝が幼稚園の入園時から、年少・年中・年長とずっと一緒のクラスで、そして近所にも住む真輝にとっては一番の「仲良し」でもあるY君という子が居ます。
行動がともて落ち着いていて、優等生君。
真輝と同じ年ですが、真輝のおにいちゃんのような存在で、真輝をすごく面倒みてくれています。
幼稚園でも真輝をカバーしてくれて、そしてケアしてくれて、お遊戯会でも遠足でもお泊まり保育でもいつでも真輝の面倒をとてもよく見てくれています。
幼稚園入園当時は、真輝は同年代の子どもに全く興味をもっていなかった状態でしたが、このY君のおかげで真輝は幼稚園でも「おともだち」を意識して過ごせるようになり大きく成長出来たのかな?と思うほど、この3年間の真輝にとっては大きな影響力を与えたお友達です。

真輝の小学校就学に関しても、色々と悩んでいたときに「普通の小学校へ行ってみるか?」と考えた時期にも、ボクは自然とこのY君の事が頭に浮かんで「同じ幼稚園のお友達が良い刺激になれば・・・」と考えた時期もありました。

結果的には、真輝は支援学校へ希望している状態ですが「普通」という枠で考えた時に、このY君の存在はとても真輝にとって影響力のあるお友達でした。

しかし、先日聞いた話で、残念なことに、Y君は今年の4月から東京の私立の学校へ入学することが決まりました。
ある附属小学校へ入学をするそうです。

その子を知っていれば「なるほど!そうだよな。Y君だったら優秀だもんなぁ」と思うほど、お友達に対しての心遣いも、場の雰囲気もキチンと考えて動く子どもなので、小学校から十分にやっていけるだろうと思いました。

ただちょっと寂しいのは、真輝にとって一番の仲良しであったY君。
Y君も本当に真輝野大好きで大好きで、いつも「まぁ君と遊びたい」と言ってくれています。

幼稚園で一番の仲良しのY君が附属小学校。そして真輝は特別支援学校。
義務教育が始まるこれからの「大人へ向かういよいよの人生経路」に、一番の仲良しが別々の道を歩んでいきます。
まだ真輝は、今年の4月にはこのY君と離ればなれになってしまう事は気がついていないでしょう。
Y君はもう分かっていると思います。

また真輝は幼稚園のお友達、全員と違う学校に行くことも分かっていないと思います。
小学校への就学は、本人が決めることはありません。
Y君もお父さんとお母さんが決めた道だと思います。
そして真輝の支援学校への就学もボクが決めました。

今年の桜の咲く頃には、別々の桜の木を眺めて新しい「門出」を迎えることになるでしょう。
そんな新しい出会いと、今までの別れ。

春には、そんなひとつの小さなドラマが待っています。