前回「未完了を、完了させる」というテーマで書いたところ、みなさんにとっても身に覚えのある話だったのか多くのアクセスがあった書籍「降伏論」ですが、今回は本論の「降伏すること」に関して思ったことをいろいろ書いてみたいと思います。
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<前回の記事:降伏論① ~ 未完了を、完了させる ~>
https://ameblo.jp/masaki-53so6/entry-12816170054.html
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この降伏論の「降伏」というのは、平たく言うと
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✅ちんけなプライドは捨てて、自分の現状を受け入れることから始めよう
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といった意味合いですね。
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ここでいうちんけなプライドというのは、「本当の自分はこんなものではない」とか「環境さえ恵まれればもっと活躍できる」といった感じのプライドですね。
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そんなプライドが邪魔をして、とるべき「行動変容」に踏み出せず、結局ずっと燻り続けるという、そんな状況に陥っている人が多いとのことです。著者の高森さんご自身もまさにそのような経験をされていたとのこと。
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なのでまず大事なことは、自分としっかり向き合って、「これまでの自分はこの程度だった」と受け入れることだとされています。それが「降伏する」ということですね。
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でもそれは「自分はダメな人間だ」と自己否定することとは違います。
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自分は可能性のある存在だけれども、これまでの方法ではうまくいかなかった。
だから、「これまでの方法では上手くいかなかった」ということをちゃんと受け入れて、これまでこだわっていた方法や考え方を捨てて、新たな考え方を取り入れ、行動を変えていくことで、自分の可能性を拓いていこう、ということですね。
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で、そこからは「どんどん行動を起こしていきましょう」という話が本書では続いていくのですが、今回はこの「降伏する」ということについて私の頭に浮かんだことを書いてみたいと思います。
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いきなり「主語のでかい話」になるのですが、日本の経済を再興していくためには、日本国民の経済面における「降伏」が必要なんじゃないかと思いまして。
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何に対する降伏かというと、いわゆる「安いニッポン」ですね。
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欧米の先進国と比較して物価も賃金も異常に安いという現状。この事実をちゃんと受け入れる、ちゃんと「降伏」することで次の一手に進んでいけるんじゃないかと。
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たとえばですね、今はインバウンドがかなり活況を呈しています。で、インバウンドで来ている人たちは、普通にインフレが進み、給与水準も上がっていった国から来ているので、日本人よりも相対的にお金持ちです。
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で、以前グロービスのG1の動画で専門家によるインバウンドの特集回があったのですが、そこでは確かマイナンバーを活用する形で「外国人向け価格と日本人向け価格を分けるのもアリなのでは?」という話があがっていました。
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私はそういうものは「一物一価」的な考え方で商法的に無理なのかな?と思っていたのですが、専門家の方々が仰っていたので「なんと!できるんだ!」と思いまして。
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そうなるとですね、理屈はシンプルで、輸出発展型の経済成長ができるんですよね。日本人の懐は厳しいから日本人向けには価格を現状維持に留める一方、懐に余裕のある外国人には高価格で提供して、そのお金によってまずはサービス提供者が潤うと。
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そして、今度は外国人からの収益で潤ったサービス事業者が国内で消費や投資をして、そのお金が日本国内に回り、周辺の日本人も潤っていくと。これが簡単な輸出による経済発展の流れなんですけど、ガンガンそういうふうにして経済回していけばいいやんと思ったんですね。
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たとえば銀座に外国人に人気な「パン1斤を使ったタマゴサンド」で有名なお店があるんですけど、このご時世でも800円のままで値上げせずに頑張っている、といったニュースが流れていたんですね。たとえばそれを外国人向けには3,000円にするとかですね。そういったことをどんどんやっちゃえばいいんじゃないかと。
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で、ここから降伏論の話になるんですけど、そういう「日本人と外国人向けに価格を分ける」ということをやると、「日本人が貧しくなったようで悲しくなる」という意見も出てくると思うんですけど、それこそ「降伏」して事実を受け止めるところから始めませんか?と思ったんですね。
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ただ、それは単にひもじい思いをするわけではなく、そうすることで「輸出発展型」の経済発展に繋がっていくので、この先の発展を見据えて、ちゃんと今の事実を受け入れて、ここからスタートしていこうという「前向きな降伏」です。
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また、プライドに関していうと「ちんけじゃないプライド」は捨てずに持ち続けましょう、ということも同時に併せ持ちたいですね。
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あの森岡毅さんも仰っていましたが、日本の「中流サービスのレベルは世界一」というのも事実だと思いますので、そこはプライドを持っていいんじゃないかと。
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たとえば先日数年間のアメリカ勤務から戻ってきた方は、日本はその辺にあるパン屋さんのクオリティが凄すぎるとおっしゃっていました。これをNYCに持っていけば大人気になるだろうと。同じようにコンビニのクオリティなんてどう考えても世界ダントツだと思いますし。
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そういった「中流サービスのクオリティ」は世界一でありながら、日本社会の独特の抑圧的な空気と、その空気に流されてしまった政治界・経済界の様々な策によって「安いニッポン」になっちゃったわけですが、逆にいうと、いろいろと立て直す策はあるということですよね。
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そのいろいろある策の1つが「外国人向けの価格設定」だったりするのかなと思ったのですが、目の前の現実をしっかり見つめて受け入れるという「降伏」からスタートし、そこからは顔を上げて、これからの発展に向けていろいろ考え、行動していきたいですねと思った「降伏論」でございました。
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今日も読んでいただきありがとうございました。


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