昨日、フライス盤に取付するアジャスタブルモーター固定ステー
化粧直しを行なって置きました。
次に昨日、千葉九十九里から搬入されたショベルの白煙原因追求
エンジンが温まるとリヤバンクから白煙が出始まると言う事です。此方のエンジンは当方が組んだエンジンなので、疑問点は全て見て修復して行きます。
エンジン外側から分解して行く過程で、リヤ排気側タペットプッシュロッドが張り過ぎ気味!
バルブがピッタリと閉まって無い状態でしたが、コレはだけで原因結果とは思えないので、リヤバンク側からシリンダーヘッド及びシリンダーを取り外して採寸して行きます。
シリンダーヘッドを取外して見ると、シリンダーヘッドとシリンダー面に取付しているガスケットのシリンダー内にオイルを通すライン穴回りからシリンダー内側へのオイル跡、シリンダーをS&S製なので念入りに計測
テスト確認、シリンダーとシリンダーヘッド当たり部にマジックで色を付けて、シリンダーにシリンダーヘッドを乗せて、軽く左右に回してからマジックの状態を見ます。
シリンダーボアの上外側が斜めに切って有るのが、此方のシリンダーは90°で、角がシリンダーとシリンダーヘッドが設置しているだけで状態、
この状態だとエンジンが熱を持った時に熱膨張で、ガスケットに掛かる負荷が弱くなるのでは?と考えられます。
シリンダートップ外側の外径に角を斜めにします。
旋盤がシリンダーを回すには小さいので、マイクロメーターを使ってシリンダーの芯を出してから、低い回転数で時間を掛けて削って行きます。
芯出しにいつも使っているメインキャストのプラハンマーが無い!どこを探しても無い?
仕方が無いので、たまにしか使わないより大きいショックハンマーで〜
フロント側シリンダー、削り完了
リヤを組んでからフロントも同じ様にします。
その前に、此処まで分解しているのでバルブも取り外して確認します。
ピストン及びリングはシリンダー内壁との兼ね合いを見ても何ら問題無く良好です。
シリンダーヘッドを分解したのですが、バルブの当たり面も良く、白煙を出す様なイタズラ箇所は無い!
吸気側のバルブガイドとバルブのクリアランスが少々有るので、当方で販売した車両と言う事でガイドの交換します。
(排気側バルブがオイルで濡れて居るのは、やはりプッシュロッドの張りが強かったのも、原因の一つと見受け取れるので、タペットユニット頭部がパン用だったのをショベル様に変更する算段をします。)
大和でショベルにお乗りのオーナーさんから連絡が入り、油圧タペットの問題でプッシュロッドが取れないので、当方へレッカーにて搬入になったので場所確保
レッカーにて車両搬入、レッカー会社のワンボックスでバイク専用車両で搬入です。
積み下ろしが油圧で動く!
工房内が狭く作業性最悪状態です。
現時点で制作している車両が無いのは幸いしてます。
バルブガイド入れ替えだけして今日の作業は終了です。
今日は、羽田空港迄の送りが有るのでチョットだけ早目に帰宅