万葉集の時代の言葉は、未分化な言葉

だから、

幾つもの意味を持つ


特に、

「取る」や「持つ」などの基礎的な動作の言葉は、解釈が多い


「なく」に、「鳴く」や「泣く」に分かれるように、何を対象とて使うかによって、違う漢字を当てることで、違いを明確化してゆく


中国の漢字は、同じ大和言葉の使い方の違いを明確化してくれるのに役に立った


またさらに、違う別の表現をも導入することにもなった


「薔薇」は、「ばら」という大和言葉由来の読み方と、「そうび」という漢語由来の読み方がある


「なぐる」や、「殴打する」と同じ意味で、

「手を挙げる」とか「怒りの鉄拳を下した」とか言い表すこともつどきる


直接的な表現、間接的な表現、比喩的な表現など、様々な言い様ができる