万葉集の歌から



畳薦 へだて編む数 通はさば

道の芝草 生ひざらましを


たたみもこ へだてあむかず かよはさば

みちのしばくさ おひざらましを


畳薦を隙間があるように編む数程も通えば、道の芝草は生えないものを


別の詠みをすれば


「たたみもこ」は、「ただ実も来」と、

「へだてあむかず」は、「隔て編む数」と、離して数多くを組み合わせ

「かよはさば」は、「通はさば」と、繋げれば

「みちのしばくさ」は、「満ちの芝草」と、一杯になった頻草は

「おひざらましを」は、「覆ひさら増しを」と、全体を覆うほどさらに増える


この歌は、

道に生えている芝草を詠んだものだが、

実が風で飛ばされるのが分かる

実は、数多くが繋がっている

一面にありさらに増えそう

という特徴があるから、蒲公英のことだろう