万葉集の歌から
をみなへし 左紀沢に生ふる 花かつみ
かつても知らぬ 恋もするかも
をみなへし さきさはにおふる はなかつみ
かつてもしらぬ こひもするかも
女郎花が咲く左紀沢に咲いている花かつみのように、かつてない恋をするかも
別の詠みをすれば
「をみなへし」は、「緒身な圧し」と、細身の強い奴
「さきさはにおふる」は、「割きさ葉に生ふる」
「はなかつみ」は、「葉中つ身」と、葉の中に居る
「かつてもしらぬ」は、「彼伝ても知らぬ」と、じっとしている
「こひもするかも」は、「小火もするかも」と、触ると腫れたりする
「花かつみ」は、「葉中つ身」だから、「葉巻虫」のことだろう