「我が物顔(わがものがお)」は、
自分のためにあるかの様な態度や顔付きをすること
「どや顔(どやがお)」は、
どうだと言わんばかりの誇らしげな顔付き
「したり顔(したりがお)」は、
してやったりと言わんばかりの得意そうな自慢げな顔付き
「得意顔(とくいがお)」は、
自慢げで、満足げで、誇らしげな顔付き
「不満顔(ふまんがお)」
不満げな顔
「しょぼくれ顔(しょぼくれがお)」は、
不満や不快の表れた顔付き
「時化顔(しけかお)」は、
不満そうな顔付き
「苦虫を噛み潰したような顔(にがむしをかみつぶしたようなかお)」は、
苦り切った顔付き
「びっくり顔(びっくりがお)」は、
驚いた顔
「のっぺり顔(のっぺりがお)」は、
変化に乏しく表情に欠ける顔付き
「気色顔(きしょくがお)」は、
気負った顔付き
「託ち顔(かこちがほ)」は、
怨めしそうな顔、不満顔
少々、語源について書く
「託つ」は、嘆くこと、こじつける、他人のせいにする
もともとは、託すという意味の「掛け」に由来する、「賭事」も託すこと、「懸け物」は、賭事の勝者に与えられる賞金
これらの色々な表情を持つ顔を表す言葉には、
「顔景色(かおけしき)」という、顔の様子を意味する言葉がある
脳の障害の一つに、「相貌失認」がある
顔を知覚可能なのだが、顔全体を見て個人識別ができない
これに何らかのトラウマが重なり、顔自体が見えなくなれば、のっぺらぼうになってしまうのではないか