この道はどの道 | masaka3936のブログ

    この道はどの道

    北原白秋のこの道

    この道はいつか来た道
    ああ    そうだよ
    あかしやの花が咲いてる

    あの丘はいつか見た丘
    ああ    そうだよ
    ほら    白い時計台だよ

    この道はいつか来た道
    ああ    そうだよ
    おお母さまと馬車で行ったよ

    あの雲もいつか見た雲
    ああ    そうだよ
    山査子の枝も垂れてる

    北原白秋の「この道」は、旅先の北海道と
    生まれ故郷の近くの熊本県南関町から柳川市を歌い込んでいる

    この情景を全て満足する実際の情景の場所はないものだろうかと探したが、日本には、見つからない
    海外なら、どころかにあるだろうか、探してはいない

    景色は変わる
    子供の頃に見た風景はない

    寂しくもある

    便利になり
    綺麗になり
    知らない人が増え
    生活しやすくなっている

    だけども、子供の頃の思い出は特別だ
    理屈ではなく、大切に仕舞われている

    時々、悲しくなる

    時々、悲しくなる

    子供の頃の思い出の場所
    手がかりは

    アカシヤの花が咲く
    白い時計台が見える丘
    昔は馬車が通った
    山査子の木が植わっている

    現実には、別々の道かも知れないが、
    白秋が子供の頃に通ったみちならば、
    白秋の中には、続いた、一筋の道なのかも知れない

    お母様ときた道

    お母様ときた道

    他の道など、ありはしないだろう