退職後、テレビドラマを見る機会が増えました。

 

 

 今、見ているドラマは、

・光る君へ

・寅に翼

・アンチヒーロー

・アンメット

・ブルーモーメント

 

 NHKの大河と朝ドラは今シーズンは2つとも好きです。

 丁寧に作られているドラマはやはり違います。

 

 民放の3ドラマは、アンチヒーローは自分から進んで。あとの2つは家内のお薦めにより見ているもの。

 

 中でもダントツで面白いのはアンチヒーローです。

 裁判所のロケ地が静岡県庁本館になっていて、なんと本館1Fの食堂まで使われていて親近感があることもあります。

 正面の階段は何度も使われ、あそこに長谷川博己や堀田真由、北村匠海、木村佳乃がいたと思うと少しドキドキします。

 それから、富田と次期大臣を争っている加崎法務副大臣の机にエスパルスのパルちゃんが!

 選挙区が静岡という設定なんでしょうね。

 

 

 

 

 ドラマとしては、なんといってもストーリー展開が面白い。

 

 第1回冒頭の長谷川博己演ずる明墨の長ぜりふ、やば、これってどこかからクレーム入るんじゃない?って心配しました。

 そこから始まるいくつかの事件。

 一見関係なさそうな事件のつながりが徐々に明らかになっていく。

 理不尽とも思える明墨の行為。実際、最初の事件については被害者の立場からすればどこかでフォローがなければ、とも思うのですが。でもその明墨の一連のふるまいが実はその裏にうごめく検察、警察、政治家などの権威・巨悪を暴く強靭な意思によるものであることがわかってくる。

 その描き方は秀逸で、どんどん引き込まれてしまいます。

 

 まだわからない事実がいくつかあり、これからの展開が楽しみな、最近ではVIVANTに匹敵する面白さです。

 

 さて、見ている5つのドラマの最後に書いた「ブルーモーメント」。

 家内から、「気象予報の人が災害救助にかかわるみたいな話だよ。登山に役立つんじゃない?」とか言われて見始めました。

 見続けていますが、その雑な作りは目に余ります。

 

 第1回でドラマの舞台となるSDM(特別災害対策本部)のチーフである山下智久演ずる晴原柑九朗のアシスタントとして採用される雲田彩(出口夏希)。

 既存の枠を外れた注目を集める政府の組織に関わる人間の、その採用過程や必然性に全くリアリティがない。多くの人命に関わる場面に、何の能力があるかも描かれておらず邪魔になるだけだと思われる彼女が同行する不自然さ。

 そして時折発する中国語の必然性の無さ(発音からしてネイティブっぽいけど北京や上海で話される中国語と違うクセがあります。これは関係ないけど)。もしこの必然性が最後まで描かれなかったら全く意味がわかりません。

 そして、雪崩とその後の場面の描写のチープさ。きっと予算が十分にかけられないのだと思います。

 

 第1回を見ただけでがっかりしましたが、テーマは面白いので一応見続けています。

 楽しみに見ている方には申し訳ありません。

 多分、原作という漫画は面白いのではないかと推測します。

 脚本化、実写化に関わる人たち、予算に多分問題があるんでしょうね。