毎週楽しみにしていたNHKのドラマ「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」が終わってしまいました。

 心に沁みる良いドラマでした。

 

 

 想像だけど、大規模なロケもカネのかかるセットもいろんな仕掛けも必要ない内容なので、その分登場人物の心の動きの表現やストーリーのち密な展開を丁寧に作りこむことができたのではないかな。

 

 最終回も、編集部に地味ながら激震が走り(この言葉づかいで良いのか(笑))、大変な展開だったけど、感動するシーンがたくさん。

 特に、柴田恭兵演ずる日本語学者・松本先生の編集部への感謝の言葉は涙なしには見られませんでした。

 

 ドラマとは関係ないけれど、中学2年生の時の担任は国語の熱血教師I先生でした。

 忘れられないのが、私たち生徒が机上に持っていた国語の辞典の紙のケースを、ある国語の授業の時に全部破り捨ててしまったこと。え?そんなことしていいの?と超衝撃的でした。

 国語辞典はわからない言葉があるときなどにサッと開いて調べるものだから、大事に紙のケースにしまっておくものでもないし、いちいち紙のケースから引き出すのも時間の無駄、というのが先生の意図でした。

 その事件(?)後、私は国語に限らず他の辞書類は買った直後にケースを捨てるようになりました。

 「舟を編む」で、アルバイト大学生の天童君が、辞書を引きやすいよう目の前の棚に上下さかさまに置いていたのと共通してますね。

 

↓写真は私の机上の書棚の第一線に復帰した古~い国語辞典