こんばんは。飯島昌子です。


私の物語、リクエストがあったのでつづきです^^

以前のブログ記事を編集して書いています。

 


1999年3月。
有楽町にある、洋食店で働きはじめました。
初めてのコックコートにコック帽。
仕事ができるのがうれしかったですね。
 


ところで、調理場は男の職場といいますが
本当にその通りで
何よりも、体力が一番勝負。


朝は、大量の米とぎから始まります。
一抱えもある米、一升を三回力を入れてとぎます。
仕込みが5種類くらいあり、ソース作りにハンバーグ合わせ2キロ分。


ランチは20人から30人分
大量の肉魚を焼き色をつけておきます。
ドリア用のごはんがたけたら、バットに移してさまし
重いものを持って、狭い厨房を必死で移動してました。


ランチタイムはまさに戦場。
怒鳴られる毎日です。とにかく必死でした。
遅くなるとクレームが来るので、教える方も必死です。

 

 

よく言われたのは、調理場の人は怖い、ということ。
本当に、よく怒鳴られました。

ヤクザのようだとも。
それも、仕事の性質上仕方のないことでした。

 

 

満員電車で人にもまれて
家に着くとごはん食べて、寝るだけの毎日。

 


仕事以外はただの抜け殻状態でした。

どうやって生きていたのか思い出せないことが多いです。


メモをとり、メニュー表を書いてその日の内容をまとめて。
それでも追い付かないと感じていました。

 

 

どうしたら覚えられるのか?

 

本を読んで、メニューを書いても分からない。

 

いったい自分は成長しているんだろうか?

 

 

銀座のマロニエの木の下を通りながら

悩むことだらけです。

華やかな街中を、うつむきながら歩いていました。

 

友達に会って話したくても、体力がもたない。。
ハード過ぎて、それでも自分が選んだことだから
ひたすらがんばる日々でした。

 

 

今考えてみても、よく頑張った!と思います。

恋愛も遊びも、追いやっての集中力でした。