夏といえばメキシカン!そして思い出、、 | 政井マヤ オフィシャルブログ 「マサイマヤ族の冒険」 Powered by Ameba

夏といえばメキシカン!そして思い出、、

むしむしとした暑い日が続きますね〜。
こんな日は、、ということで大雨にもめげずに
行ってきました。メキシコ料理屋さん。
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手前はトマトの冷製スープのガスパチョ。
これをいただくと、夏だな〜〜と感じます。本来スペインのお料理ですが、メキシコでもよく出てきました。トマトとニンニク、オリーブオイルたっぷりの、サッパリしながらも元気が出る一皿。

そして奥の揚げ物は、必ず頼むハラペーニョフリト(唐辛子のフライ)。
外はとっーても辛いですが、、中はクリームチーズ!なので、外はサクりとしててあっ、から〜いと思うもつかの間、クリミーさに癒される、、というなんとも中毒性の高い一品。

そして、夏の仕上げは、冷たいマルガリータのカクテル。テキーラベースの飲みやすいお酒です。

マルガリータといえば、
メキシコの祖母の家に長くいてくれたお手伝いさんがマルガリータという名前で、私の中のメキシコの味は彼女の味でした。

私が祖母の家に居候してたのは20歳の時。一人暮らしの祖母にはお手伝いさんのマルガリータと運転手さんのパンチョがいて、痩せて背が高く飄々としたマルガリータと、小肥りで日に焼け、いかにもメキシコ人な!陽気なパンチョのかけ合いがいつも広くさみしいような家を賑わせてくれていました。

用事から帰ってきては、マルガリータの料理をつまみ食いするパンチョ、ときには夫婦喧嘩のように喧嘩してる二人、、心を込めて祖母を支えてくれる見事なチームワーク。言葉の分からなかった私がそのメンバーに入り、いろんな「?」や「!」や笑いに溢れていた、彼らとの家族同然の時間を思い出します。

私が好きなフリホーレスという豆料理とサルサを欠かさず冷蔵庫に用意してくれたマルガリータ。
言葉もままならなかった私に身振り手振りで運転を教えてくれたパンチョ。(メキシコには教習所がなく、、もちろん帰国後に日本の教習所に通い直しましたが)
祖母が喜ぶからと運転中、テープに合わせてメキシコのカントリーを歌ってくれたパンチョ。
綺麗好きで、パジャマにもそしてジーンズにもしっかり縦折りのアイロンをかけてくれるマルガリータ。

20年も前のたった一年足らずの出来事ですが、いろいろ思い浮かびます。

ある時、私がスペイン語の授業の宿題で、メキシカンジョークを集める、という課題があり、
いつも冗談を言ってるパンチョに聞いたら、嬉しそうに披露してくれたものの、私のスペイン語力ではオチがつかめず、でも、マルガリータと祖母を見ても、そちらもくすりとも笑わず、、要は滑ってしまったパンチョ、それなら、いや、これこそ面白い!と汗をかきかき、次々繰り出すも誰一人笑うことなく、、、そんなパンチョ、その姿が一番面白かったり。

今思うに、パンチョが教えてくれたのは淑女の前で言うような上品なジョークではなかったのでしょうね。

10年ほど前に亡くなってしまったマルガリータには会えませんが、パンチョは時々祖母の家に顔を出してくれて、数年前、息子が2歳で行った時は誰の名前も覚えなかった息子がパンチョにだけは懐いて「パンチョーーー!!」と大声で呼ぶと「アイアイアイ、、」と駆け寄ってくれていました。

20年も前のこと!!メキシコ留学(?遊学)時代
のことが次々と思い出されました。
そういえば、いろんな珍事件もありました。
マルガリータのレシピと共に忘れないように書き残しておきたいなぁ、と。

と、なんだか思い出が止まりませんが、今日はこの辺で。長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました!