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20代のためのバーデビュー講座

ゆとりのゆとりによるゆとりのためのバーブログ。
つい先日まで現役バーテンダーとして活動していた90年生まれの男子が、初心者の方や若者向けにBARの楽しさや賢い利用方法などをつづってゆきます。
ご意見、ご感想は大歓迎です。

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そんなわけで今回はバーボンの話です。
テキーラは出ませんw

お店に居た頃、わりとバーボンって名前だけ知ってる方が若い方に多かったです。
「バーボンってウイスキーなんすか?」って質問も一度や二度じゃなかった気がします。

前の記事で書いたとおり、バーボンってのはアメリカのウイスキーです。
アメリカでもバーボン郡のまわり、ケンタッキー州で作ったものしかバーボンと呼んじゃいけません。
最近、テレビでジャックダニエルのCMがやってますね。もう文句なしにカッコイイです!アメリカの職人が手作業で作る感じ。男ならもうワクワクせざるをえません。
が……。残念ながらバーボンとはいえないのです。
あいつはケンタッキー州をギリギリで外れているテネシー州で作ってるんですね。なので大人気かつ味もバーボンっぽいけれどもバーボンとは名乗れないのです。テネシーウイスキーってラベルには書いてあります。


バーボンの作り方は法律でかなり厳密に決められています。
まず原料の半分以上がトウモロコシです。そう、あの荒々しくもメイプルのような甘みはコーンから来ているのですよ!たぶん。
さらに熟成に使う樽はオーク(簡単にいうと、どんぐりの木。ナラとか樫をひっくるめた言い方)の新樽と決まっています。これの裏側を焦がしてからウイスキーを詰めます(CMであるやつです)。
これが味に大きく影響してきます。スコッチだと他の酒(バーボンとかシェリー)を漬けた後の樽で熟成させたりするので様々な味があったりするのですが、バーボンにはそれがありません。

バーボンって、けっこう味が似ているんですよ。作る条件が似てますからね。
スコッチみたいな個性と個性のぶつかり合い、みたいなことはそんなにありません。
なのでそこを逆手にとって、「違いのわかる男」を演出するのもまたかっこいいですね。
……やり過ぎには注意ですが(笑)。


バーボンはアメリカの文化の中、いろんなシーンで登場します。
ケンタッキー州の一大競馬イベント「ケンタッキーダービー」の公式飲料はバーボンベースの「ミントジュレップ」というカクテルです。ミントとバーボンと砂糖を混ぜ、キンキンに冷やして飲みます。
エリック・クラプトンがジムビームを愛飲していたのも有名ですし、フランク・シナトラというジャズボーカリストがワイルドターキーを愛飲していたり。
ロックなりジャズなり、アメリカの音楽に密接に関係しているお酒です。日本人でもロック好きやジャズに凝ってるおじさんはバーボン好きが多いです。
うんちく語ることとも相性がいいの……かも?


オススメの飲み方としては、がぜんハーフロックですね!ウイスキーと水を1:1で割る濃い目の水割りです。
バーボンの口当たりのきつさが緩和され、ほんのり甘みが出てくる。
しかも度数が半分ですよ。日本人向けのいい飲み方です。
ハイボールでもおいしいですよ。アメリカは暑いんでロックやらミストで飲むことが多く、低温になっても味が崩れないのがバーボンです。
ハイボールもウイスキーをキンキンに冷やす飲み方なので、相性はよかったりします。個人的にはI.W.ハーパーあたりがいいかと。
日本ではバブル期(おそらく)にバーボンのストレートをかっ込むのが流行ったみたいですね。

バーボンのもう一つの特徴として、ラベルやプロモーションがおしゃれなのが特徴です。
たとえばレベッカやクレメンタインなどは女のコがラベルに登場していたり、ブラントンのコルクキャップにはいくつもギミックがあったりしてコレクションするのも楽しいです。

ラベルで選んでみるのも面白いかも?

レベッカ
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クレメンタイン
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ブラントン
http://item.rakuten.co.jp/kawachi/8024400203908/



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ウイスキーは、お好きでしょうか。
昨今のハイボールブームから一気にウイスキーの消費量は上がったようですが、いかんせん本職の人間としてはストレートで飲むブームが来てくれないかなーとか思ったりしちゃいます……。

お酒の解説、今回はウイスキーです。
個人的に一番思い入れのあるお酒なので、なるたけマニアックにならないように心がけます(笑)。


Q,バーボンとかスコッチとかって何よ?
A,どちらもウイスキーで、分け方は地域別です。バーボンはアメリカのバーボン郡で作っています。そこで作っていないとバーボンって呼んじゃだめなヤツです。
スコッチはもっと簡単。スコットランドで作ってるやつです。
それぞれの地域で作り方について厳密な法律があるので、その地域であればどんなやつでもバーボンとか名乗れるわけではありません。

ウイスキーの定義としては、穀物から作った蒸留酒でそれを樽で熟成したものになります。
シングルモルト、とか聞いたことないですか?あれは麦から作ったウイスキー。
ライ麦(ライウイスキー)、トウモロコシ(コーンウイスキー)なんてのもあります。
いろんな雑穀とかでつくったものはグレーンウイスキーとか言われたりします。

お次は、ウイスキーの種類別についてです。

一番大きなくくりは、作っている国別のくくりです。
5大ウイスキーといわれるメジャーどころが、

・スコッチウイスキー(スコットランド)
・アメリカンウイスキー(アメリカ。その中にバーボンというくくりがあります)
・カナディアンウイスキー(カナダ)
・アイリッシュウイスキー(アイルランド)
・ジャパニーズウイスキー(日本)

あとはインドなんかもウイスキーおいしいみたいです。

国ごとに作り方がわりと決まっていたり、その土地で採れたものを使って製造したりします。
日本のウイスキーも有名ですよ。海外での人気も高いです。
ベースはスコッチですが、日本のキレイな水とか気候が独特の優しい味を作り出しています。

ついこの間知ったのですが、現在サントリーがウイスキーのハーフロックを推しているみたいですね。なんかケミストリーがハーフロック飲みながら歌っているイベントとかあったみたい。
ちなみに、ハーフロックとは水割りの亜種でロックグラスで1:1の水割りを作ります。普通の水割りは背の高いタンブラーに1:4くらいで作ります。

実はハーフロックとか水割りは日本人向けの飲み方です。遺伝的にアルコールに弱いので、それでもウイスキーを楽しめるようにと作られたのが水割りやハーフロックです。日本の水がキレイでおいしいので水割りに向いているともいえるし、そもそも日本のウイスキーは水で割る前提で作っていたりします。これは九州の芋焼酎なんかも同じです。


スコッチとバーボンに関してはまた今後特集しようかと思います。

皆さん普段はどんなお酒がお好きでしょうか?
やっぱり若い方は居酒屋に行くことが多いのでしょうか。……まあ安いですしね。
どうでもいいですが、今回のブログ更新の友はラムコークでした。久しぶりに飲んだらやたら美味しかったです。

ではではー。
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「女子会」が流行ってからもうだいぶ経ちましたね。
今ではもう定番化しつつあるみたいで、普通に身の回りで女子会って言葉を聞くようになった気がします。

そうはいいつつ、まだまだ女のコだけでバーに行く、というのはハードルが高いですよね。
そんなわけで、今回は女性がバーに行きやすくなるようにお力添えしたいと思います。



・バーのさがしかた

前々から企画するのであれば、サントリーの「BAR-NAVI」というサイトがいいかもしれません。
さすがは大資本、ページのデザインもおしゃれですし特集の組まれ方も力が入っています。ココの良さは写真も多くお店の雰囲気がわかりやすく、厳選されたいいお店ばかりだという点です。
ページを見ているだけで楽しいです^^

外出先でちょっと二軒目に、なんて思いつきで近場のお店を探す際は、ホットペッパー等のグルメサイトの方がスムーズでしょう。
「バー・カクテル」といったカテゴリがあったりするので、それで検索をかけてみるとけっこういい感じのカジュアルなお店も見つかったりします。



・どんなお店を選んだらいいか

これは個人の好みによるところがあり難しいですが、例えば値段で見てみるのも有効です。
その時のお財布と相談しつつですが、看板やウェブサイトのメニューを見て一杯700~800円・もしくは一人2000~3000円するようであればバーらしいお店が増えてくるかと思います。こちらはしっとり飲みたいときにオススメです。


逆に、一杯500円近辺でも提供してくれるお店やノーチャージ(席料ナシ)のお店だとより入りやすいカジュアルなお店が多いです。都心のカジュアルバーなんかだとハイボール280円という脅威の価格のお店なんかもあったりします。



・オーダーに迷ったら

「なんか、かわいい感じのカクテルください!」が正直鉄板かと(笑)。
デコレーションがかわいいものはスタンダードには少ないので、バーテンダー任せにしてしまうほうが豪華なものになったりします。

スタンダードで行くならば、ベリーニ(桃の果汁&シャンパン)やコスモポリタン(ウォッカとクランベリー・オレンジ。少々つよめ)なんかがピンクでかわいいです。アマレット(杏仁豆腐みたいなリキュール)のジンジャーエール割りやミルク割りも人気ですね。



・おじさんを味方につけるには(?)

ある程度おとなしく静かなバーだと、同じカウンターに座っているのはご年配の方が多くなってきます。そういったバーだと20代の女性は本当に珍しく、やたらと(いいお話を聞けたり、金銭的にも?)可愛がってくれたりします。おじさんたちも若いコと接点なくて寂しいんですよ。

ここで職場の飲み会など思い出して欲しいのですが、おじさんと一緒に焼酎やら日本酒が飲める女の子ってやたらと優遇されてませんか?
バーでも同じで、彼らと同じ茶色いお酒を飲めるとかなりプラスになります。
でもウイスキーやブランデーはきつすぎて飲めない、というあなたに!

わたしはダークラムを強くオススメします。
ダークラムはサトウキビから作られたお酒で、ほんのりと甘い香りが特徴です。樽で熟成されることでまた優しく深い味わいが生まれます。
他のお酒に比べ、甘くて飲みやすいのが特徴です。キャプテンモルガンなどはバニラ香もプラスされ、上質のスイーツのような味わいです。
40度近いお酒ですのでムリはせず。トニックウォーターで割っても充分においしいので、一度試してみてはいかがでしょうか?

オマケ:とあるバーで、かわいいやつ!って注文してみた。
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もういっちょ。これは現役時代にお店で提供してたやつです。
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カクテルや細かいお酒の話はこちらで。
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バーについてのうんちくをネットやら某巨大掲示板で調べてみると、


「オイラは、まず最初はジントニックかジンフィズ。次はサイドカーを注文して店の味を見極める。もしも信頼に足るようなら最後にタンカレーのドライマティーニで〆る」


いや、さすがに誇張しました(笑)

ここまで香ばしいこと言う人もそうそういないとは思いますが、正直何言ってんのか全くわけがわからないし通ぶっててイラッとする若い方も多いのではないでしょうか。
まず店の味ってなんだよ、知るかよ!なんて。

ちょっとこの架空のおじさんの言ってることをかみ砕いてみようと思います。


この人が言ってるのはいわゆる「スタンダードカクテル」についてです。
バーの歴史の中で昔から多くの人に飲まれてきたカクテルで、基本的に分量や作り方は決まっています。
ですがそれぞれの店のこだわりや作り手の腕によって大きく味わいが変わってきます。

例として。よく言われるジントニックは、

・ドライジン
・ライム
・トニックウォーター(ほろ苦いサイダーに近いもの)

が材料の、とてもシンプルなカクテルです。


わかりやすいのは、ジンの銘柄を変えてみるパターンです。多くのお店がビーフィーターを採用していますが、お店によっては他の銘柄で作るとこともあります。ベースとなるジンを変えると当然味わいや香りもがっつり変わります。


そして分量です。
①ジンにこだわりのあるお店に多いですが、そのジンを最大限に味わうためにベースが多めのパターン。
②ライムが多めだと、酸味によってシャキッとした味わいが出て爽快感アップ!
③トニックウォーターの味も重要な要素です。銘柄によっても炭酸の強さや甘み、エグみのバランスも変わります


こういうことを考えながら飲んでみると、ジントニックに対してそのバーがどう向き合っているのかが見えてくることがあります。

炭酸やライムの爽やかさを大事にしたいのか。こだわりのジンを味わって欲しいのか。あくまでよくある作り方に徹して小細工はしないのか。

さらに変わり種としては、ビターズと呼ばれる香りのエッセンスを足したりグラスにミントを飾ったりするところも。

みんなが同じ作り方をするカクテルだからこそ、細かい気配りや意図、お店の姿勢が伝わってきやすいのです。


まあでも、こんな頭を使う飲み方ばっかりしても疲れちゃうんで。

たとえばいつも飲む一杯を決めておいて、それをいろんなお店でオーダーしてみる。それを味わった後は、適当にその場の気分でラクに飲む、とか!

ちなみにわたしはよくギムレットを飲みます。お店によって味がびっくりするほど変わるので、ひそかにそのへんの違いをプロファイリングしてみたりしてます。


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テキーラについて、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか?
度数が強い・あの独特の香り。クラブに行かれる方はテキーラガールを思い出すかもしれません。

飲んで即座に盛り上がる最強のお酒といったら間違いなくテキーラですよね!
同時に、盛り上がりすぎてつぶれてしまったことがある方も少なくないのでは?
かくいうわたしもテキーラにはアレな思い出が多く、正直得意ではありません……(´・ω・`)


テキーラの原料は竜舌蘭(りゅうぜつらん)、別名アガベとも呼ばれるサボテンに似た植物です。
一部の方には「謎の白い液体」といえば分かりやすいでしょうか。
メキシコの伝統的なお酒で、実はかなりテキーラ関係の法律は厳しいです。
テキーラ村とその周辺の地域で作られ・さらにアガベが半分以上使われていないといけないとか、その他もろもろ。かなり厳密に決まっています。その規定にもれたものはメスカルとよばれ、メキシコの地酒として幅広い地域で製造されています。


これは他の種類のお酒にもいえることですが、各国の伝統酒には国ごとにかなり厳密な法律で製法が決められています。フランスのワインや日本酒もそうですし、今後公開するアメリカやスコットランドのウイスキーの法律もそれはもう詳細なくくりがあります。
ふだんなにげなく飲んでいる日本酒も、実は厳しい法律をクリアした製品だったりするんですぜ。


テキーラのよくある飲み方ですが、お好みで塩とライムかレモンを用意するのが一般的でしょうか。
でもこれ、かなり人によって飲み方に差があるので決まったルールはないと思っていただいた方がいいかもしれません。

・テキーラを流し込んだあと、ライム(レモン)をかじって口の中をリセットする
・ライムをかじった後にテキーラを飲み下し、塩でリセット
・塩を舐めてテキーラをイッキしてからライムをかじる
・裏ワザですが、テキーラの後に2倍くらいの量の牛乳をすぐさま飲んでも。びっくりするほど喉や口の中がリセットされます。

あと、これはクラブやパブなどのいわゆる「騒げるお店」でやるべきですが、ショットガンという技も最高に盛り上がります。
①背の高いショットグラスにテキーラと炭酸(ジンジャーエールだと飲みやすくなる)を入れ、
②手のひらでフタをし、そのままテーブルにガンっ!!
③中の液体が溢れる前に飲み干せ!

おとなしいバーでは絶対にやっちゃダメです。マジで。