オンラインカジノ (手軽さゆえの依存) | 川島正仁の南米体験歌

川島正仁の南米体験歌

川島正仁は、東京オリンピックの年(1964)、高校を卒業し、翌年19歳で南米アルゼンチンに移住します。日本を最後の移民船「アルゼンチナ丸」に乗船し、横浜港の大桟橋から出航しました。その時からの苦しい移民生活を、歌とともに綴ります。

海外で運営されているカジノ(オンカジ)を利用する人が後を絶たない。国内からの利用は違法だ。スマホで手軽に賭けられることから、専門家は依存症を誘発しやすいと指摘する。なぜ手を出し、抜けられないのか。「ギャンブルは人生そのものだと思っていた」。千葉県の会社員男性(28)は20代の初め、オンラインでスポーツの試合に賭ける賭博をネットで知った。主に賭けたのは中高生時代に部活でプレイしていたテニス。スマホでいつでも利用できた。大学の講義中も、アルバイトの休憩時間も。4大大会から名前も聞いたこともないあらゆる試合が対象だった。3か月ほどで100万円がたまったこともあった。他にはない「高揚感」もあった。試合の展開に全身に汗がにじみ、勝てば言いようのない快楽があった。次第に、日常生活のささいなことでは感情が動かなくなっていった。借金を繰り返し、親にもばれた。やまなきゃとは思っても、手軽に100万円を手に入れた「成功体験」から、また繰り返した。就職後にギャンブル依存症と診断され昨年10月、父親に相談して自助グループに通い出した。半年経ったが「再びやってしまうのでは」という恐怖がある。でも自分を信じ、仲間と一緒に立ち直りたいと思っている。30代の男性が最近はまったのも、スマホ広告で見つけたオンカジだった。サイトを見ると、海外の政府公認で「合法のライセンスを取っている」などと書いてあった。グレーゾーンだと思ったが、違法とは思わなかった。手軽さからのめりこんだ。会社の後輩にも勧めた。長い時で1日12時間。仕事中もトイレに行くふりをしてスマホで賭博をした。」オンカジに詳しい静岡大学の鳥畑与一名誉教授(金融論)は、海外のオンカジ運営会社が日本での収益は、2017年からの4年間で約4倍になり、アジア地域の約9割を占めるという。

上記は5月26日の朝日新聞に掲載されたものである。前日にも書いたが現在オンラインカジノがわが国を襲っている。確かに違法だがこれを取り締まる適切な方法がない。それは賭博をする本人たちがこの違法性を認識し、外にバレないように気を使っているからである。自宅でスマホを使っていればまずバレることはない。これほど気楽で簡単にできるかけ事はない。しかし何て言ってもギャンブルである。これにハマればまず「依存症」に陥るのは容易である。すでに数えきれないほどの犠牲者が存在していると思う。我が国には、「パチンコ、競馬、競輪、競艇、宝くじ等」友人間でも「麻雀」など数えきれないほどギャンブルは蔓延っている。本人だけではなく、周りの家族も大変なトラブルを抱える。これほど恐ろしい病気はないのだ。もっと政府は死ぬ気で取り締まりましょう。