選挙は、フレデリクセン首相(48)が2月に議会を解散したことで実施される。フレデリクセン氏は、トランプ米大統領が1月にデンマークの自治領グリーンランドの割譲を求めた際、毅然と拒んだ姿勢が国民に評価された。自身が率いる社会民主党の支持も回復し、解散に打って出た。世論調査では社民党が20%でトップに立つが、過半数に届かないため、連立政権をどう作るかが焦点になる。選挙では、年金改革や移民規制が論点になっている。フレデリクセン氏は国防費を増やす方針を掲げる一方、税収を増やすため2023年には祝日を1日減らすことを決定。選挙では格差是正をめざし富裕税を設けると訴えている。主要政党の多くが足並みをそろえるのは移民規制の強化だ。右翼のデンマーク国民党は「イスラム教の国からの移民の受け入れ停止」を主張。社民党も、イランへの攻撃で欧州への難民が増える可能性を指摘。「外国人犯罪者をもっと追放する」しくみを訴えている。政府は現在、移民が多く暮らす「ゲットウ」と呼ばれた地区を解体・再開発する計画も進めているが、こうした計画も政策も新政権に聞き継がれそうだ。再開発の対象になったコペンハーゲンの団地に生まれ育ったユースフさん(26)は、「政府がしているのは人種差別だ」と憤る。4年前、パレスチナ出身の両親と共に追い出された。「私は大手化粧品会社に勤め、デンマーク語を話すデンマーク人だ。なのにどうして追い出されるのだ」ただ、トルコ出身で、07年に女性としてデンマーク初の移民の国会議員となったというイルディ・アクドガンさん(52)は移民地区の解体に理解を示す。「移民は社会に溶け込む努力が必要だ。私もデンマークの大学で修士号を取ったのに、就職活動で半年間、面接にも進めなかった。移民は20~30%余分の努力が求められるものだ」。与党社民党の候補者として「人口約600万人のデンマークのような小国は、受け入れる移民の数を現実的に考えるべきだ。国民は高い税金を払って福祉を支えているのだから」と訴えている。
上記は、26年3月23日に毎日新聞に掲載された記事である。私個人としても直接デンマークに行ったが、そこで隣国から来ていた移民の一人に出会い、彼の意見を聞きたが「私はここに25年も生活して結婚し一生懸命働いている。税金もきちんと払っている。しかし職場では、まるで奴隷のような不当な扱いだ」私は質問した。「それでは貴方は退職した時正当な年金は貰えるのか?」と「それは問題ない、きちんと貰える。貰えるようになったら本国に帰って自由に暮らそうと考えている」それで十分ではないか、彼の場合は言葉の問題だと思う。友人でデンマークに50年以上生活しているC氏はデンマーク語を完全に話す。夫人も現地人だし、子供も現地の教育を受けて現在は立派に家庭を持ち生活している。故に一言も不満はない。洞察的に見てもデンマークを始め北欧諸国の政治は「理想」に近い、私は以前から我が国もこの国の政治システム特に「教育制度」を学ぶべきだと考えている。日本は人口も多いし、一般的な教育程度も高い、低いのは「人間性、洞察力、判断力」等だ。国民はもっと素直になってこの国の優れた点を受け入れるべきだ。そうすれば必ず世界中から尊敬される立派な国に成長できると考える。