川島正仁の南米体験歌

川島正仁の南米体験歌

川島正仁は、東京オリンピックの年(1964)、高校を卒業し、翌年19歳で南米アルゼンチンに移住します。日本を最後の移民船「アルゼンチナ丸」に乗船し、横浜港の大桟橋から出航しました。その時からの苦しい移民生活を、歌とともに綴ります。

大企業や億万長者は通常、政治論争とは距離を置き、自らの力を行使するにしても目立たないやり方を好むが、米起業家イーロン・マスク氏は違う。7月に米大統領選で共和党候補のトランプ前大統領を支持すると表明し、8月12日には自身が所有するSNS「X」で一般公開の形でトランプ氏と友好的な対談をした。一方、ブラジルの最高裁判所とは公の場で激しく対立している。同裁判所が8月30日、Xの国内サービス停止を命じたからだ。8月上旬に英国で反移民や反イスラムを主張する極右の暴動が相次ぐと、英国は内戦が避けられないXに投稿した。8月24日に通信アプリ「テレグラム」の創業者パベル・ドユーロフ氏がフランスで逮捕された際はXにこう投稿した。「2030年の欧州では、ミーム(ネット上の面白動画などのネタ)に「いいね」をつけただけで市民は処刑されるだろう。Xの所有でマスク氏は自分の意見を広める巨大な拡声器を手に入れた。だがマスク氏の所有するSNSに注目すると、彼の地政学的な影響力の真の大きさとその源が見えなくなる。宇宙企業スペースXや同社の衛星通信サービス「スターリンク」、電気自動車(EV)大手の米テスラを統括する彼は、ウクライナ戦争や激化する米中対立で重要な役割を担うようになった。パレスチナ自治区ガザでの戦争にも少し関わっている。こうした紛争でのマスク氏の立場は、西側諸国で起きている保守派とリベラル派の価値観を巡る「文化戦争」での彼の立場より曖昧だ。同氏の予測不可能な形による様々な紛争への介入は、彼が持つすさまじい技術力と資金力も相まって、誘導不能な地政学的ミサイルのような威力を発揮する可能性がある。それは世界情勢を一変しかねない。

 

上記は、24年9月13日に日経新聞に掲載された記事の一部である。私も正にそのとうりだと思う。やはり彼は天才なのだろうか?行動が実に不可解である。常識で考慮すれば、どう考えても「地球温暖化」を「経済」の下に評価するトランプをサポートするとは思えない。しかもトランプは、「選挙」に勝利した際には、マスク氏を閣僚し抜擢するというのだ。残念ながらマスク氏はビジネスには天才だが「常識」がないまるでトランプ氏の兄弟みたいな人間性だ。これだけの実業家なのだからもっと地球の事を真剣に考え、一人の人間として「哲学」を学んでほしい。

このような人物が今、この時期に現れるという現実は「わが地球」の運命を定めているのではないだろうか。

トランプ氏 個人攻撃封印

9月10日に行われた米大統領選のテレビ討論会は、民主党のハリス副大統領(59)と共和党のトランプ前大統領(78)が、初顔合わせで激しく主張をぶつけ合った。ハリス氏は周到に準備し、トランプ氏を巧みに挑発した。ハリス氏は、冒頭からトランプ氏の意表をついた。会場に現れると、トランプ氏に歩み寄り、名乗った上で「いい討論をしましょう」と右手を差し出した。トランプ氏は戸惑ったように「合えてうれしい」と応じた。トランプ氏は、6月のバイデン大統領との討論会で握手をしなかった。ハリス氏は、挑発的な発言でトランプ氏の失言を誘った。トランプ氏が民主党への攻撃材料とする不法移民問題を切り出すと、ハリス氏は唐突にトランプ氏の選挙集会に触れ、「参加者は退屈し、早々に帰っている」とまくしたてた。トランプ氏は集会には多くの参加者がいると憤慨した。突然、脈絡なしにオハイオ州の市に多く滞在する移民の話を持ち出し、「彼らは犬や猫を食べている。住人のペットを食べているのだ」と主張した。討論会主催者のABCニュースの司会者は、「その市に連絡したら、信頼できる報告はないということだ」と口を挟んだ。トランプ氏は「テレビに出ている人たちは、犬が食べられたと言っている」と言葉を濁した。トランプ氏の発言中、ハリス氏はトランプ氏に視線を注いだが、トランプ氏は前を向き続けた。結果的に問題になるような個人攻撃の発言はなかったが、反論は鋭さを欠いた。ハリス氏は、このトランプ氏の「彼らは犬や猫を食べている」の信じられない発言の後、「このような暴言を話すから、200人もの共和党の仲間から見放されるのだ」

 

上記は、24年9月12日の読売新聞に掲載された記事の一部である。何度聞いてもこの発言は世界のリーダーアメリカ国の大統領を志す人物の発言とは信じられない。実に情けない、恥ずかしいかぎりだ。私が何度も非難するように彼は決して大統領になる器ではない。人間性があまりにも低い。平気で嘘を語るし、物事を必要以上に大げさに話す。その上平気で人の悪口を話す。とにかく人を悪く話せば、自分が良く見えると思うのだ。一日も早くアメリカの人たちに理解してもらいたい。貴方の国は「世界一」の大国なのだと。故に、その責任を持っていただきたい。

2023年末、米大リーグの大谷翔平がドジャーズと当時の為替レートで10年総額1000億円に上る破格の契約を交わした際、部屋持ちの若手親方が嘆いた。「野球でこんな夢のような金額がもらえるとなると、人材の獲得競争で大相撲はますます苦しくなる」新弟子の減少は深刻だ。今年1月の初場所の力士数は599人となり、1979年春場所以来、45年ぶりに600人を割り込んだ。ピークは「若貴ブーム」だった94年夏場所の943人。各界は当時から約6割の規模に縮小したことになる。今年9月の秋場所の力士数は600人だったものの、恒常的な大台割れは目前に迫る。日本相撲協会も手をこまねいているわけではない。昨年の秋場所後の理事会で体格基準の事実上の撤廃や、幕下・三段目格付け出し資格を与える条件の緩和を決めた。ただ、門戸を広げるだけでは問題は解決しそうにない。大相撲は横綱でも基本給である月給が300万円(年収で3600万円)に過ぎず、野球やサッカー、ゴルフなどの他競技のトップ選手との差は開く一方だ。これまでの成績などで決まる「持ち給金」に応じた力士褒賞金や懸賞金、優勝・三賞賞金などを合計すれば成績次第で年間億単位を稼ぐことも可能だが、関取衆の年収相場は一般には良く知られていない。どれだけ稼げるか分かりにくい世界に人材が集まるはずがなく、「横綱の基本給を年収1億円くらいに引き上げたうえで、関取衆の懸賞金も含めた年収を公表すべきだ」と元横綱の親方はいう。親方になった後も含めた生涯の平均年収なら、他のプロスポーツより高いと言われている。その目安の額なども試算して公表すれば、魅力を感じる若者が出てくるかもしれない。

上記は、6年9月4日に日経新聞に掲載された記事である。確かに大谷選手の1000億円には誰もが度肝を抜かれた。それに比べれば「相撲界の給料」は非常に低い。しかも新弟子からの稽古はとても厳しい。しかし人間の一生上を見ればきりがない。一生好きなことをして暮らせるならこんなに幸福なことはない。「格闘技は誰もが好きで強くなりたいと望んでいる」相撲もその一つである。底辺をもっと広げて「子供相撲大会」なるものを企画し、商品を豪華にしたり「相撲漫画」を考えたり子供たちにアピールすることが大事なような気がする。