母の過去 1334 幸せな悩み | 不思議なトントン日記

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1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1334

 

 

借金全額返済をした僕は今度は退職するタイミングを考えるのです。

店舗の決済の日は金利の計算をするまでは

気分よく過ごしていたのですが

金貸しの親玉の銀行に支払った

金利の計算を暗算でしてその数字を紙に書き

今までは計算をするのが怖くてしなかったのですが、

どうしてしてしまったのかと後悔する数字なのです。

店舗を売り差し引きがプラスなら

金利も支払う価値もあるのですが、

お金を持ちだしてマイナスで店舗を売り

おまけに金利も当然マイナスですから

持ち出したお金と金利をたすと相当な金額です。

疲れるのも当たり前です。

でもこれも自分の判断の甘さが原因ですから

仕方がない事です。

退職するまでに決めなければいけない事が二つあるので

いつまでも金貸しの親玉の銀行に

支払った金利の事を考えるのも時間の無駄なので

僕は気になる喫茶店でのバイトと車の購入の事を

考えるように頭を切り替えようと思ったのですが、

情けない男の僕は金利の事は考えないようにしようとしても

車の購入金額見ては支払った金利と比較をしてしまうのです。 

比べても仕方がないとは解っていますが、

どうしても比べては落ち込むのです。

そして気になる喫茶店のバイトをどうするか?

本気で考えなければマスターに申し訳ないと思い

決済の翌日にラーメン屋さんに昼ご飯を午後2時前に食べに行き

休憩に入られたラーメン屋さんに気になる喫茶店のバイトの相談をしたのです。

答えは相談をする前に考えていた事と同じで

アルバイトをして気になる事を聞きだせです。

答えが解っているのにどうして相談してしまったのかと

ラーメン屋さんを出て何時もの公園の近くに行き

シートを倒して休憩しながら思うのです。

そして昼間から仕事をサボるのは仕方がないけれど

公園の近くでの昼寝は辞めようと決めていた事を思いだし

シートをもどして時間つぶしは何をしようと思い

これからは会社を退職すれば毎日が

時間つぶしに悩まされると幸せな悩みを考えるのです。

時間がない!借金があり返済をどうしようと言うような悩みではなく

困った事は何もなく 一日の時間をどの様に過ごそうと考えるのは幸せな悩みだと

この時に初めて解ったのです。

幸せな悩みと解ったのですが

この悩みを解決するのはなかなか難しいとも思ったのです。

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