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知り合いの車屋に行くと僕を残して
車屋さんは何処かに出て行ったのですが、
３０分程度でホカホカ弁当を二つ持って帰った来たので、
僕にどちらにしますかと聞き
ホカホカ弁当のハンバーグの方を取り
カラ揚げを車屋が食べるのです。
食べる前に普通は弁当を買いに行きますが何が良いですかと聞かないか？と言うと
忘れてましたとトボケタ答えを聞き
僕もこんな時がたまにあると思い食べ始めるのです。
何事にも集中力がないぼくですが、
食べる事だけには人の数倍以上の集中力を発揮して
一心不乱にホカホカ弁当だけを見て食べるのです。
食べ終わると僕をほっといて何処に行っていたと聞くと
弁当を買いに行っていたとゴクゴク
当たり前の答えが帰って来たのです。
それやと見たままやろ 笑わすような答えを待っていたのに
何か面白い話はないのかと聞くと
車屋さんは面白い話はないですが、
面白い店は見つけましたと言うのです。
何処の店か聞き気になる喫茶店のマスターとラーメン屋さんと一緒に行こうと思い
場所は何処か聞くと大阪の南のセクキャバと言うのです。
僕は流行りのキャバクラやろと言うと
キャバクラと違います そんな上品な店と違い
もっと下品ですが無茶苦茶面白いです。
セクキャバ場が裸になり僕がしていたネクタイででティーバックをしてくれたり
ここでは書けないような事をして楽しむ店のようなのです。
僕はそんな所に恥ずかしくて行けるかと言うのですが、
心では気になる喫茶店のマスターとラーメン屋さんに
一度は相談して決めようと思っていたのです。
そろそろオークションが始まりまりますと言い
オークション会場に行っている人に電話をして
始まったら事務所に電話をしてくれと言うのを聞くと
僕は今から勝負かとドキドキしたのです。
今だとPCでどんな車なのか？値段も表示されるから解るのですが、
この頃は情報は電話だけで車は写真を取り寄せたのを見るだけなのです。
僕は事務所の電話が鳴り車屋さんの始まりますと言う声を聞き
無言になり次の言葉を待っていると
車屋さんが１５０万円を越えましたと言うのです。
そして３分後に１５５万で落ちましたと聞き
電話を切った車屋さんに５万ぐらいなら俺もだしたわ！
５，６分でオークションが終わる事を知らない僕は
次回はもっと相談してから参加するぞと言うと
今日はこんな感じだと解ってもらう為に来てもらったのです。
本番は来週ですと言うのを聞き
資料が届けば連絡をしてと言い
この日は会社に戻らずに家に帰ったのです。
テーブルの下にあった中古車雑誌を数冊もらい
家で見るのです。
中古車雑誌をもらいと書きましたが
僕が一方的にもらうぞと言っただけで車屋さんの返事は聞いていないのです。
これで僕を一人にして出て行った時の車屋さんと同じで
おあいこやと家で
中古車雑誌をみながら思い一人でニヤニヤ笑うのです。
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