母の過去 1313 山歩き | 不思議なトントン日記

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1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1313

 

 

気になる喫茶店のマスターと何故か山歩きをする事になり

服装が僕はジーパンにスニーカーだったから良いのですが、

マスターはスラックスを履きカッターシャツにネクタイをされているのです。

僕は着替えに帰りますかと聞くと

靴だけ履き替えますと店の奥から

スニーカーを持ってこられて これで大丈夫ですと言い

ネクタイをはずされ行きましょうとシャッターを閉められるのです。

こんな事を本当にしていて大丈夫かと僕が心配をするのです。

何処の山を歩きますと言うと うーんと考えられ山歩きはたいそうなので

何処かの神社にでも行きましょうと言われ

それなら少しは歩く事も出来るし

お参りも出来るから山歩きよりは良いと思い

何処の神社に行くのか聞くと伊勢神宮はどうですかと言われ

今から行くと到着するのは夜になりますよと言うと

そうですねこの近くの厄払いの神社にでも行きましょうと言われ

僕はマスターが言われる通りの道を運転するのです。

30分も走るとここで車を止めて後は歩いて行きましょうと言われ

車を止めてそこに大きな文字で書かれている

看板を見るとなになに寺まで徒歩20分と書かれているので

マスターにここは何回来たのか聞くと

2回と言われ体操をされているのです。

僕は20分なら大丈夫と思い準備体操をされたマスターと歩き始めると

直ぐに山道になり何処に寺があるのか聞くとあの山の上ですと言われ

20分で行けるわけがない!

倍の40分でも行けないだろうと思いマスターに言うと

1時間ぐらいですと簡単に言われたのです。

平坦な道を1時間なら平気ですが、

そうと急な登りの山です!僕は登りきる自信がなくなり本当に行きますか?と

マスターに言うとストリップで鍛えてますからと冗談を言われ

スタスタと元気に歩いて行かれるのです。

マスターの後姿を見て車を取りに戻ろうか?

それともこのままマスターの後を着いて歩こうかと考えながら歩いて行くと

戻るのにもしんどい距離になり歩いて寺まで行く事にしたのです。

これがこうかい先にに立たずだと実感しながらマスターの後をついて歩いていると

途中に休憩の店がありマスターが少し休憩しましょうと言われ

時代劇に出て来るような茶店でヘトヘトになった僕は

あとどのぐらいの距離か聞くとマスターは半分ですと言われ

車を止めた所に書いてあった看板は嘘だと思ったのです。

ここから急な山道1時間と書けばそこそこ有名な寺でも

だれも歩いてはいかないでしょう。

車で行くとすれ違いが出来ないような細い道なので

トラブルを避ける為にここから徒歩20分と書いていたんだと

看板を恨んだのです。

正確には看板を取りつけた顔も知らない人を恨んだのです。

もしかすると寺の人がお参りに来てもらう為に嘘の看板をつけたのかも知れません!

看板に偽りありです。

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