母の過去 951 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

951
 
 
陶芸教室で自分が作った作品にいきなり書くのではなく
練習用の大きめの破片をいくつかもらった母は
リラックスすると同時に これで失敗はないと
鼻息を荒くするのですが、
失敗の事を考えたのは 陶芸教室に行き
練習用の破片を貰ってからです。
それまでは絵の事を考えるのですが、
失敗する事は1秒も考えた事がなかったのです。
何時もかもですが 何かをする時は自信だけは
誰にも負けません!
そしてその日が来ると母は思うのです。
何とかなると これは年をとった今も同じような考
えをします。
癌になってもこの考えなのですからこれはもしかすると
凄い人なのかもしれません。
失敗すればどうしようとか、
お金が足りなくなればどうしようとか、
体を悪くすればどうしようとは思わないのです。
体だと検査をしないと解らないと思うし
検査で悪い結果でもなんとかなると思うようです。
お金は何とかなると本気で思うのです。
子供の頃の悲惨な生活を忘れたのかと思うのですが
そうでもなさそうです。
失敗すればどうしようではなく
失敗すればした時に考えれば良いと思うのですから
たいした腹の座った人とは子供の僕も認めます。
僕はなるようになるとは考えないで
お金も何とかなるとも考えません。
何かの時の為に貯金をしようと考えるのです。
幸い今までこの考えのおかげでバブルの頃の凄い金額の借金も何とかなりました。
失敗してもどん底までにはなりませんでした。
母とは考え方が根本から違うのです。
マンションを購入しても数年で住宅ローンは完済しました。
でも1人暮らしでは90平米以上もあるマンションは広く
ほとんど使わないので売ろうかとも考えています。
 
話を戻しますと
陶芸教室で練習用の破片をもらい母は見本を見て
絵を書くのですが、
書いた絵はウサギかネコか解らない絵です。
見ようによると豚にも見えますから、
難しい動物は諦めて 簡単な植物を練習するのです。

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