母の過去 599 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

599
 
胃潰瘍で入院されていた社長の事務所に
到着した母は息を整えて
チャイムをならし 事務員さんの後を着いて行き
社長室に案内されるのかと思っていると
長いお付き合いですが、
今まで入った事がない応接室に通されたのです。
事務員さんに手土産を渡し
初めての応接室の椅子の座りごこちを確かめていると
胃潰瘍で入院されていた社長が来られ
母は挨拶をして ジーと社長の顔を見るのです。
顔を見ると言う表現は間違いかも知れません?
社長の口元を見てどんな言葉が飛び出すのか
見ると書いた方が正確です。
社長は母に そんなに睨まれると話も出来ないと
おっしゃるのですが、
今の母の耳には作戦以外の言葉は届きません!
もう一度同じ事を言われ 母の顔の前で
パチンと手を叩かれたのです。
母は催眠術から覚めた人のように
ハッ!として すいません。
期待が大きすぎてツイツイとあやまると
社長はそんなに期待をされると 話す事が出来ない
期待はしないで欲しいと言われ
母は解りましたと返事をしますが、
期待の数値はまったく下がりません。
社長が言われるのは 母は自営業者のお客様を
メインで集まってもらうつもりなら
何かその人達の好きな事や付き合いでされている事を
聞き 数組にわけるなら意味がないから
2組程度にわけて集まるようにすればどう?と
言われるのです。
趣味も何か1つくらいは誰でもあると思うから
よく似た趣味の人を集める事にすれば
理由はその人達の趣味になるから良いのと違うと
アドバイスをしていただいたのです。
母も考えに考えている作戦です。
数組にわけたのでは意味がありませんが、
二組なら大丈夫と思ったのです。
女の人の集まりでもオカマバーに行く日にちが
あわないから3回にわけたのですが、
男の人達は仕事にプラスにならなければ
意味がないから困っていたのです。
その為には数組にわけたのではダメです。
でも二組ならなんとかなると思い
営業所に戻り 早くデーターが書いてある
ノートとにらめっこをしたいと思うのですが、
わざわざ自分のトクにならないのに
色々考えて電話までくださった社長を無視して
変える事は出きません!
話し好きの母はオカマバーに行った話をして
社長を楽しませてから 急いで営業所に戻ったのです。
 

 

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