母の過去 335 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

335
 
浪費を浪費と言わずに家族には経費と言う母ですが、
借金も借金とはあまり思わないようです。
借金は自分にとっての活力源と言うのです。
ローンで何かを購入する時の言い訳は
これで仕事を今まで以上に頑張れる!です。
別に借金がなくても頑張れると思うのですが、
家族へのいいわけだと皆は気が付いています。
気がついてないのは母だけなのです。
そして何かをローンで購入する前には
それとなく言うのです。
借金があるとそれを返済の為に
今まで以上に頑張れると、
営業所の皆も同じ事を言っていると
言うのです。
でも家族はこの言葉が母の口から飛び出すと
欲しい物が出来たんだ!
それも高価な物だから欲しい物はローンで買うんだと
すぐにピーンとわかり皆が目をあわせます。
レーダーで敵の船や飛行機を見つけるように
母がその言葉を言いそうになると
目をあわせた後に皆で母を睨むのです。
そうすると言葉は口から飛び出さず、
なんとか飲み込むようです。
でも我慢も2,3日です。
母は何時も家族のスキをうかがっているのです。
悪魔の言葉を言うスキをうかがっているのです。
借金があると仕事を今まで以上に頑張る気になると言う
恐ろしい言葉を言うチャンスをうかがっているのです。
そのタイミングも皆がいる前では
言いにくい事をさっちしたから
母と僕や父 それに妹達の誰かと
二人になった時に悪魔の言葉を1人、1人に言うように
母なりの作戦をたてたのです。

 

   ↓         ↓

にほんブログ村 ブログブログ ブログ初心者へ