市民福祉常任委員会の開催! | 金沢市議会議員 上田 雅大(まさひろ)のブログ

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市民福祉常任委員会が開催されました。

副議長に就任し所属委員会が変更となり、今年から所属委員会が市民福祉となりました。

 


丁度、輪島市から避難されて来ている額谷ふれあい体育館の受け入れ担当課が健康政策課であり担当委員となりました。

そこで、日ごろから避難所の方からさまざまなご意見を頂いていますので、委員会にて質問と提案及び要望をさせて頂きました。



先ずは・・・・
1、受け入れの期間について質問しました。

県は仮設住宅を着工し、3月末までに約1300戸が完成する予定とのことで、このほか、民間のアパートや公営住宅などを合わせて約1万3000戸を提供する方針とお聞きしていますが、避難所の方に話を伺うと一番の悩みは受け入れの期間です。
いつまで地域の方と一緒の体育館で生活が出来るのか?とても不安だとのとこです。
出来れば、次の二次避難場所が決まるまでは、ふれあい体育館に皆さんと一緒に避難をさせて頂きたいとの思いがとても強いです。
県との協議の場があるのであれば、二次避難場所の移動が決まるまでは、期間の延長も併せてお願いしたいとのことです。
そうでないと次の予定が全く立たないとのことで、
ある程度の期間に次の方向性を出して頂きたいとのことですが?いかがでしょうか?と質問させて頂きました。

 


次は2、子供の学習支援について伺いました。

避難所に小学生が四人避難をされています。

毎日、することがないので、時間をもてあそんでいます。

何か学習支援が出来ないのかと思います。

子ども達は学校に行かなくて良いので楽しいのかも知れませんが学習の遅れなどがとても心配です。

例えば地元の小学校へ一時的に転入の可能性が有るのか無いのか?

可能性があるのであれば課題がどの様な点であるのか?
所管は教育委員会であると思いますが、避難所の関連として先ずはお聞きしたいと思います。

この件については、体験入学の制度があるとのことで必要な学用品などの支給が可能だとの答弁でありました。

 


次の質問は3、就労支援についてです。

避難所の方は働きたい思いはあるがアルバイトなどを行っても良いのかがわからないとのことで、もし可能なのであればアルバイトなどの仕事をあっせんして欲しいとのことです。

避難所の方はご高齢の方が多いのですが、40代50代60代の方が約50名お出でます。

子どもが大学生や高校生の両親の方もいます。子供の学費や今後の生活についてとても不安を抱えています。少しの収入でもあれば安心できるとおっしゃっています。

避難所での軽作業は難しいかと思いますが、人材派遣会社など就労支援の窓口を作って欲しいとの要望があります。

この質問に対してはアルバイトや就労については可能であり、早速月曜日に就労窓口を開設することになりました。

 


次は、4、食事について

今現在、提供している食事は原則三食とも宅配のお弁当です。
おかずについては揚げ物が中心です。最初は美味しくて良かったとのご意見が多かったのですが、贅沢な話なのかも知れませんが栄養バランスを考えると3月までこの様な食事が続くと体調不良などがとても心配です。

栄養バランスを考えた給食などの提供が出来ないのかと思います。

一方で、新聞報道にもありますが、地域の方のご厚意でインスタント味噌汁の提供や豚汁やめった汁といった温かい食事の振る舞いが行われています。現在は朝食におにぎりを提供したりと出来る工夫を行って頂いています。昨日は、地域の方からのご厚意で昼食にシチューの提供がありました。週に二回の昼食に温かい食事の提供をボランティアで行っています。この件についていかがでしょうか?との質問に・・・・

この件については、地域の方のご厚意で炊き出しなど行って頂いていることもあり、研究しながら改善を前向きに行って行きたい旨の答弁でありました。

 


次は5、ベッドについて

最近になり少し、簡易ベッドでは寝苦しいとのご意見をいただきます。

しかし、これは全員ではありません。問題なく良く寝れるとおっしゃる方もお出でになります。

床で寝ている方もお出でになります。

この方は、ベッドは慣れていないのであえて床で寝ています。寒くないですか?と伺うと毛布を二枚貰ってそれを敷いて寝ているので大丈夫ですとのことでした。それぞれの生活パターンがあり一様に皆さん同じではないのだと思います。簡易ベッドを頭と足をあえて反対にして寝ている方もいます。その方が寝やすいのだとか・・・

そこで、色んなご意見がありますので聞き取り調査を行って頂きたいと思います。段ボールベットが体育館に未使用が10セットあります。

段ボールベットが良い方は変更して頂き、足りなければ他の避難所からの提供が出来ないのか検討を行って頂きたいと思いますが、いかがでしょうか?
この件については、早速、健康マットの提供の申し出があり、今日の土曜日の午前中に搬入されるとのことでありました。

 


6外出について

地元の地域のかたから様々な協力依頼があります。

公民館や集会所などで合唱や落語の鑑賞会を計画して避難所の方にリフレッシュして頂いては?とか

民間の施設で無料のカフェを開設して気晴らしに来ていただいては?などです。

現在避難所の外出については自己申告で外出と帰宅時に用紙に記入をしていただいています。

しかし、基準がないので、外出時に何かあった時の課題があるのだと思います。

良かれと思った事が後になってトラブルの原因になると困ります。

最低限のマニュアルを作成して外出時でも保険適用となる様なことが出来ないのかと思いますが、この件について何か検討されているのか伺います。

この件については、外出時でも一定のルールがあれば保険適用となるとのことでありました。

今後は、地元住民の方と協力しながらリフレッシュに繋がることを考えて行きたいと思います。