自分の為の人助け
今日、コンビニに車で買い物に行き
レジに並ぶと、僕の前には小学生の女の子。
ぽっちゃりした女の子は
可愛らしい財布から小銭を出して
お菓子を買っていた。
自分のお財布なのであろう。
ぁあ〜
健気だなぁ〜
父性本能くすぐられるなぁ〜
おっちゃんがお菓子買うたりたいわ。
そんな事を思いながら
僕も会計を済ませた。
僕はコンビニを出ようとドアに向かった。
すると女の子がドアの前で立ちすくんでる。
ん?
外を見ると…
さっきまで全然降ってなかったのに
バケツをひっくり返したような雨!!
ゲリラ豪雨!!
うわー
こりゃ車に乗るまでに、びしょ濡れになるな。。
降りがマシになるまで待ってよ。
ふと、横の女の子を見ると
困った顔して呟いた。
『あ〜あ、濡れてまうやん…』
うわ。
聞こえちゃった(´Д` )
ちょっと鈍臭そうな顔でぽっちゃりしてるから
余計に父性本能がザワワ〜ザワワ〜(;´Д`)
気になるし!!( ゚ ▽ ゚ ;)
とりあえず僕と女の子はコンビニの中で待機。
雑誌見ながら、雨がおさまるのを待っていた。
五分ほどしても、まだ雨はマシにならなくて
僕ら2人は偶然にドアの前に立って外を見た。
女の子に変なおじさんと思われないよう
出来る限りの爽やか笑顔で声をかけた。
『雨、すごいなぁー困ったねぇ(^-^)』
すると、その鈍臭そうな女の子は
意外としっかりした子で
笑顔で
『はい。』
と返事してくれた。
そして
『雨、やむんですかね?』
って、聞いてきた。
それ、僕に聞かれても(・∀・;)
僕は
『もう少ししたらマシになるはずやで』
って。
困った顔の女の子に、精一杯の答えを返した。
すると、その通りに
少しだけマシになった。
僕は車に乗るまでのほんの少しの距離だから余裕だけど
女の子は家まで歩くとびしょ濡れになっちゃうんだろう。
まだ出ようとはしない。
僕はコンビニの傘を買って
女の子に渡した。
『雨、マシになったし傘させば大丈夫やから
これ使い♫』
女の子は見知らぬオッさんに傘を渡されて
戸惑って
『え?これどうしたらいいの?
え?くれるの?』
って。
僕が
『あげるよ(^-^)気にせんでいいから使って』
と言うと
『え?おじさんはどうするの?』
と、僕の心配をしてくれた。
しっかりした子だ。
『僕は車乗るだけやから大丈夫やでーほなねー♫』
と、出ると
女の子は
『おじさん!ありがとう!(≧∇≦)』
と、笑顔で言ってくれた。
父性本能のザワワ解消!!(笑)
人助けって、結局自分のエゴだったりする。
それでも相手が嫌な気持ちにさえならなければ
それでもいいやんね。
人の為と書いて
偽り
自分の為に人助けが真なり!
かもしれません。
少女との少しの時間に
癒された日でした。
ん!?
おじさん?!( ゚ ▽ ゚ ;)
まぁ…十分おじさんなんやけどぉ
まだ
言われ慣れてないオッさんです。おざっす。