漁師ばーちゃん
琵琶湖の漁港で釣りをしてたら
船が帰ってきた。
船から降りてきた漁師は
おじーちゃんとおばーちゃんでした。
おじーちゃんは
『釣れますかー?』
って声かけてくれた。
僕は
『あきませんわー(笑)』
と答えたら
おばーちゃんが
『下にいっぱいおるよ♬』
と言いながら、釣竿を出して
ポチャン!
と針を落とした途端に
子バスGET(((゜д゜;)))
『はい、これあげるわ♬』
と僕に渡してきた(笑)
『あ、ありがとうございます(^^;;
でも自分で釣りたいから頑張ってみますわ♬』
って言うと、おばーちゃんは
『これで釣るんよ♬持ってき!』
と、船の魚入れ?から
網ですくった小エビを大量に僕にくれた!
『あ、ありがとうおばちゃん!』
と、僕が、ひと掴み取ると
『全部持ってきー♬入れるもんあるかね?』
好意を無駄にはしたくない!!
僕は小エビと共に混じってる謎の虫も一緒に
大量にワーム入れの中に入れた。
そして船はまた出てった。
おばーちゃんとおじーちゃんに笑顔で会釈したら
2人も満面の笑みで手を振ってくれた。
試しにその小エビを針に付けて落としてみたら
速攻子バスが釣れる(笑)
さすがホンマもんの餌(笑)
ばーちゃん、じーちゃんいいなぁ…
優しいなぁ
ぼくの親父には親がいないし
オカンのお父さんも早くに亡くなったので
僕は、ばーちゃんしか知りません。
おばーちゃんはホンマに優しくて
小さい頃からずっと可愛がってくれた。
大好きでした。
若くして結婚した僕が心配だったのか
おばーちゃんが死ぬ間際
声も出せない状態なのに
かすれた小さな声で、僕の手を握り
『がんばりや』
と、言ってくれた言葉と顔は
今でも目に焼き付いています。
僕にはもう
おばーちゃんもおじーちゃんもどっちもいないので、孝行できへん。
若い嫁さんGETしたら
ばーちゃん孝行したいっす。