やさしいおばけ
みなさんは子供の頃の記憶って
下は何歳まである?
俺は確実に三歳の時の記憶があります。
ぼんやりなら一歳くらいも。
俺が住んでた所は、兵庫の花屋敷という所で
自然も多かったし大きな家も多かった。
上流階級的な家が。
俺ん家は借り平屋やったけどね。
例えば、友達の家に遊びに行くと
庭は芝生で、めっちゃ広くて。。
おやつの時間は、めっさ豪華で。。
おもちゃは、もっさ多くて。。
なんて言う家の友達が多かった。
環境は良かった。
あっ!三歳の時の記憶やけど
俺が山道で迷子になって泣いてたら、おばちゃん達が集まってきて
おまわりさんを呼んでくれた。
おまわりさんは俺の話を聞きながら、その頼りない情報を元に
なんとか家を探し出してくれた。
俺はやっと家に帰れて、嬉しくて嬉しくて
玄関のドアを開ける前の一瞬に
オカン心配してるやろなー!って。。
もしかしたら俺を捜しにいっていないかも!って。。
その一瞬にいろんな事を考えて。。
さぁっ!!感動のご対面っ!!と思ってドアを開けたら
うちのオカンと親戚のおばちゃんが、コタツに入りながらTV見てて
『あぁ。帰ってきやったわぁ♪あんたよう一人で帰ってこれたなぁ♪』
と何の心配もしてなかったオカンから
優しい言葉をかけてもらったという記憶です。(-з-)
この時からこの親には気をつけろっ!
と心して生きてきました(´・ω・`)
何故、こんな日記かと言うと今日、その頃の夢を見たから。
すっげぇ好きな土地でした。
今思ってもいい環境やなぁって思う。。
さっきも言ったけど周りはお金持ちの家が多くて
そして優しい人ばかりだったように思う。
家の近くに大きな家の石壁?お城の石壁みたいな所があって。
俺と兄貴はいつも、その壁を登ろうとしてた。
その頃からロッククライムが趣味やった。 はい!ここウソ(・∀・)
はい本題!
登ろうと壁に手をかけると、どこからともなく。。。
『・・・・そこ登ったら危ないよぉ・・・・』
って、か細い声がするのだーーーーー!!!
俺ら兄弟はいつも
『おばけやぁぁぁぁーーーーー!!!!!』
って大声あげて逃げてた。
ほぼ毎日ねw
でも実は
その家に住んでる身体の弱いおばあさんが
やんちゃな俺らが遊ぶ姿を、いつも二階の窓から見てて
怪我しないように声をかけてくれていたらしい。
俺はその街を引っ越しする前の日にオバケの正体を知った。
白髪の上品なおばあさんやった。。
おばあさん、毎日オバケって言ってごめんなさいっ!
なんか、あの街があったかくて懐かしい♪