般若心経 | マサヒロ★ドット★コム

般若心経

宇宙は、もともと「無」の世界でした。


「無」の意味は、この世で私たちが認識しているようなものは一切無いという意味。


しかし、宇宙にはもともと大いなる「意識」が存在していた。


その意識のことを「神」や「仏」という人もいます。

あるとき、その「意識」は、宇宙に「光」と「闇」との両極を創りました。


そして同時に、その「意識」は、光と闇の世界とを自らが体験するために

自己の大いなる意識を分割しました。


これがビックバンと呼ばれている大爆発です。





今私たちの目に見えている形あるもの

すなわち「物質」(鉱物、植物、動物や人間の身体など)と呼ばれているものすべては

光と闇とから生まれたものです。


また、人間や動物などが個々に持っている「精神」や「心」と呼ばれるものは

宇宙の「大いなる意識」の分割から生まれたものです。

ビックバンによって宇宙の本質が変化したわけではありません。


あくまでも宇宙の本質は「無」なのであり、今私たちの目に見えているもの

感じているものは、すべて仮初めの現象なのであって

幻想という言葉に置き換えても間違いではありません。


私たちがこの世に生きている間に体験するあらゆる事柄

すなわち生老病死を含んだ様々な苦悩は、本質的には実体の無いものなのであって

本来私たちは悩んだり、悲しんだりする必要が無いのです。

人間とは、元ひとつである宇宙の分割された意識体のひとつです。


宇宙の大いなる元ひとつの意識が、自らが光と闇、分裂と統合の「体験」を重ねるために

あえて自らを分割した一部が人間になったのです。



人間<元ひとつの宇宙

一人ひとり別々に見えても、実は深いところでは皆つながっているわけです。


しかし私たちは、この世に生きている間、これらの真理を忘れています。


「忘却」もまた自らの意思によるものであり、「体験」の旅をするために必要なことでした。

光と闇、分裂と統合という現象は、宇宙の意思によって創造されたものですが

今、私たち地球人の多くは、光と統合の体験よりも

むしろ闇と分裂の体験を多く重ねているように思えます。


もしこの宇宙の真理が理解できたならば、自分が今抱えているすべての苦悩が軽く感じるようになるはず。

これすなわち、般若心経の智慧なのです。