兄貴 | マサヒロ★ドット★コム

兄貴

11日の土曜日はスノーヴァ羽島貸切滑走会っ♪

実質的には日付が変わった日曜日の
0:00~2:30ぐらいまでっす!

僕はまだ滑る事は出来ないけど
参加するんで、みなさん遊びに来てください( ´∀`)






さて全然関係ない話ですが・・・。
更新さぼってた分、今日は長文っすよっ!
覚悟してください!



僕には二つ上の兄がいます。
この兄ってのが僕と真逆の性格で、昔は喧嘩ばっかりやった!

いつも僕をバカにしてけなしてくる。口で攻撃してくるタイプっす。
僕は泣きながら向かっていくけれど、小さい頃の2歳はデカい!
体力負けして、再度泣かされる日々でした。
本気で、お兄ちゃんなんかいなくなればいいっって思ってました。


そんな当時の僕の憧れはジャッキーチェン♪
面白くて格好よくて強くて♪
格闘技が好きで空手をやりだしたのも、元はといえば
ジャッキーチェンの影響です。

当時はビデオがまだそんなに普及してなくて
(なんか僕、めっちゃ昔の人みたいや(; ̄Д ̄)・・。)
ゴールデン洋画劇場でジャッキーチェンの映画をやる時しか
観れない時代でしたね。

そのうちジャッキーチェンブームがやってきて
昔の映画を映画館で良く上映してたんです。
これは僕にとってはごっつ嬉しいこと♪

でも、うちの親は共働きやったし、忙しかったから
連れてってもらうことはほとんどなかった。

だから、たまに家に遊びにくるおばあちゃんにおこずかいをもらったら
友達何人かでジャッキーチェンの映画を観に
自分たちだけで映画館へいくのが僕の楽しみでした♪


でも子供にとって映画の入場代は決して安くはないし
映画館にいくのにも大阪の梅田まで電車に乗っていかなければいけない。しょっちゅう行けるわけではないのです。



ある日のこと。
その前の日に、おばあちゃんが来て、おこずかいをくれた。
学校から帰ってきて自分の貯金箱の中身と合わせて数えてみたら
映画を見ても足りるお金があったのだ♪

その時点で僕の頭は、もうすでにジャッキーチェンっ!
一人で行く怖さよりも何よりも
とにかく映画を観たい一心で、すぐに新聞の劇場欄で時間を調べて
すぐさま自転車に乗り、駅へ向かった。
そしてついに一人で電車に乗りました。
子供ながらに大冒険っす!!!

そして梅田の映画館に着いてお金を払って中に入った。
一人で初めて入る映画館に緊張しつつも
スクリーンに写るジャッキーチェンの功夫に魅了される少年の僕。

あんな風に強くなりたいな~(*゚▽゚*)
なんて無邪気に観てたわけっす。

映画は蛇拳と酔拳の2本立てだった。
少年マサヒロはもう大満足♪

ご満悦しまくりで映画館を出た♪
そして、少年マサヒロは興奮しすぎてお腹が減ってる事に気付いて
ポケットのお金を見たら、まだお金が余ってたので
アイスクリームを買って駅まで歩きながら食べた♪♪
これがマサヒロのアホなトコロなのね。

そう。梅田の駅に着いてから気がついた!!
帰りの電車賃がないっ(((( ;゚д゚)))!!!!!!!!!

どうしようΣ(´д`;)!!!!!!
歩いて帰れるわけがないっ。。。
周りの人に借りる?そんな事できっこないっ。。

少年マサヒロは真っ青です。
あの時はもうホンマ・・・。泣くしかなかった。

本当にお金は残ってないかポケットに手をやると
お金の感触がっ!!握りしめたそれは10円玉っ。

『そうや!電話しよ!うちにお兄ちゃんおるかもしれんっ!』
『でも、お兄ちゃん意地悪やしなぁ(´-д-;`)』

しかしそれしか方法はないっ!電話だ!
公衆電話からの、一度だけの・・・ラストチャンスっ!
アホやけど、家の電話番号は覚えてる!




プルルルル・・・。プルルルル・・・。ガチャっっ!

兄『はい福岡です。』

僕『あっ!お兄ちゃんっ・゚・(ノД`;)今な、梅田の駅やねん!お金ないねん!帰られへんねん!お腹も減ってん!ジャッキーチェン観ててん!アイスクリーム食べたら10円しかないねん!帰りたいねん!!!お兄ちゃん!!』

兄『何言うてんねん?!?!お前どこおるて?!』

僕『あんな~梅田駅やねん!!帰りたいねん!!』

兄『ほんで何やねっ』プツっ・・・・ツーツー・・・。




僕はテンパってちゃんと説明できなかったことを後悔した。

梅田駅って伝えたよなっ!でも何出口で待ってるとか、何も伝えてへんっ!

伝わったところで、いつも僕に意地悪するあの兄だ。
こんな遠くまで来てくれる?!
僕なんていなくなればいいって思われてるし
ほおっておかれるのでは?!(ノд-。)クスン

そんな事を思いながも待つしか術がない僕は
改札から出てくる人の群れの中から
兄を見つけ出そうと、見つけてもらおうと
必死に立っていた。
梅田の改札口の人の多さはハンパないから!

待っている間の孤独感と恐怖心は子供にしてみれば
かなりのモンやった。

待つこと二時間っ!
人ゴミの中に兄貴の姿がっ!!!!!
キラキラ ☆_(*゚∇゚)ノ~☆キラキラ
迎えにきてくれた兄貴は
『まさひろ無事やったか~!!!』と泣きながら僕を抱きしめた

りはしなかったけど


いつものようにバカにする事もなく
『お母さんには内緒にしといたるから』
と、少しだけ優しくて無口だった。

僕は、いつも兄貴がいなくなればいいと思って事を反省した。
兄貴がいてくれて良かったと思ったのでした。
『お兄ちゃんごめんな・・・・。』謝る僕に
兄は『ええよ。はよ帰ろうな。』

僕のお兄ちゃんは優しいんや!
これからは兄とケンカしないでいよう!
そう思ったっす。

しかーーーし!

次の日からは、またいつもの意地悪な兄でしたっo(TヘTo) クゥ


そんな兄と、こないだ久し振りに電話で話した。
兄は、かなりの小声で、ほとんど何言うてるか聞こえへんっ!
疲れてるんかっ?!

兄貴に会いたくなりました。。。