第15節 福島 2-2 北九州 | What a pandaful world!

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アラカンの専業主夫PANDAがつづる、
サッカー(ギラヴァンツ北九州)と音楽と料理のつれづれ日記。

チーム合流後準備期間わずか3日で迎えた新指揮官柱谷哲二の初采配となる試合として注目が集まったこの試合、新監督が用いたシステムは3バックだった森下監督から変わってダブルボランチを配した4-4-2。

 

ボランチに村松、藤原、ワイドに井上、安藤、2トップにダヴィ、池元が入りましたが、中でも目を引いたのはGKが6試合ぶりに拓也がスタメン、リザーブも開帆が入り、前節までゴールを守った山岸はベンチにもいなかったこと。

 

私は前節のレビューでも山岸のパフォーマンス低下の事を指摘しましたが、私が柱谷監督に助言したわけではなく(笑)監督もビデオや3日間の練習を見て同じことを思ったのかもしれません。

 

先制したのは福島、34分、橋本、武、樋口、田村らで北九州のエリア付近左サイドでポジションをチェンジしながら素早いパス交換を行い北九州のマークが少しずれたところを最後は右からフリーで田村がシュート、これが決まりゴール。

 

その5分後、ダヴィが福島エリア内でシュートを打とうとした時に宇佐美が体当たりでダヴィを倒しイエローをもらいます。

 

このPKをダヴィが決めて北九州は同点に追いつきます。

 

しかしそれもつかの間、わずか1分後、福島は左からのCK,頭で2度つないだボールは樋口がボレーで押し込み再び2-1とリードして後半へ。

 

サイド変わって55分、高橋からボールを受けた川上が中盤を省略してエリアに突入しようとするダヴィへのロングパスを通します。

 

右足を伸ばしてトラップしたボールを左足で方向を変えてDFを振り切って左に開いてから左足を一閃、ゴールに突き刺しました。

 

これですよ、これ!

 

私が知ってたダヴィはこれですよ!

 

思うように点が入らずフラストレーションがたまることが多いダヴィでしたが、この会心のゴールには本人も納得したか、J通算100ゴール目ということも相まっていい笑顔を見せていました。

 

スコアはこのまま動かずドローに終わりましたが、内容的には2試合連続複数得点であり、川上、安藤、藤原などエリアの外からでもコースが見えれば積極的にシュートを打つ場面もあり攻撃面では前節YS戦よりさらに良くなっているようです。

 

ただ、失点シーンを見ると今季初めての4バックということでの不慣れもあったか、統率のとれた守備とはまだ言い難いところもあります。

 

いままで3バックの中盤のワイドとして使われてきた野口、浦田でしたが、SBとして最終ラインの一角としてのプレーに対応できていたかどうか。

 

野口もいい選手ですが、右サイドバックは昨年原田体制の4バックで右を主戦場にしていた福森のスタメンで見てみたいと思います。

 

また左サイドでは井上の負傷交代という思わぬ形での今季初登場となった川島(大)がさすがと思わせるうまさを見せ今後の活躍を期待させました。

 

GK高橋も90分ちょうどすぎるあたりに右サイドから岡田が打ったふわりと浮かせた枠をとらえたシュートもはじき出すなど充分及第点。

 

勝てこそしませんでしたが今後に期待の持てる内容だったと思います。

 

何よりサポーターにとってもなじみの4バックは安心感がありますね(笑)