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中学受験のノウハウを詰め込みました。

 

格安SIMに楽天が参入したと聞いて、早速実店舗に行ってきた。
既に都内にたくさんの店舗を構えているが、写真を見るといずれも「急ごしらえ」の店舗で、実際に私が訪れた店舗も「いかにも」という感じだった。


iPhoneXをドコモで利用しているので、そのまま「格安SIM」に乗り換えることもできたが、一抹の不安を感じた。
楽天といえども、やはり「格安SIM」への不安が先に立つ。


楽天市場を利用していると告げると、「会員レベルは何ですか?」と店員さんに訊ねられた。
「ダイヤモンド会員です」と答えると、「それならすごく安くなります。まずは別端末で試してみませんか?」とのこと。
シャープのアンドロイドスマホ端末を1万4000円強で買うことができ、月々の費用は1000円をウンと下回った。

(正確な金額は忘れたが、600円くらいだったような気がする)
後刻、アマゾンで同じスマホ端末を調べたら、倍以上の価格で売られていた。


「ただし、ダイヤモンド会員でなくなると、月額費用が上がります!」
と念押しされた。どうやら、1500円弱くらいになるらしい。


楽天の戦略がおぼろげながら理解できたような気がした。
会員ランクが最初から高い人には、格安で商品と月額費用を提供する。
今まで楽天を利用していなかった人は、楽天関連の商品やサービスを利用して会員ランクを上げれば月額費用がウンと安くなるシステムだ。
格安スマホを入り口にした「楽天経済圏への囲い込み戦略」ではないだろうか?


「急ごしらえ」の実店舗をたくさん作って、安価なサービスで顧客を獲得。

その後、楽天経済圏での利用頻度に応じて価格を優遇する。


私自身は、幸いにして楽天市場も利用しているし、楽天証券や楽天銀行も利用している。
新たに「楽天経済圏」に足を踏み入れる訳ではないが、月額料金が数百円で済むというのはとても嬉しい(笑)


スマホという現代のインフラを通して自社の経済圏に囲い込もうとする戦略だとしたら、「お見事!」としか言いようがない。
楽天はスマホや通信料で儲からなくても、トータルで儲かればいいわけなのだから。