昨日ブログで、その日にやるべきことを決めてそれをこなすことに全力を尽くせば、受験の苦痛はほとんどなくなると書きました。
そうはいっても、あと10日しかない、あと2週間しかない、という受験生のみなさんは「何をいまさら」と思っているのではないでしょうか?
しかし、あとまるまる半年あっても10日間しかなくても、時間が足らないということでは同じなのです。
「最短で結果が出る超勉強法」でも書きましたが、私は年初に5月の択一試験に向けて4月末日までの予定を立てました。
1月1日から4月30日までを縦軸にして、予め決められている予定を書き込み、残りの処分可能時間を合計しました。
そして、4月末日までにこなしておきたい課題を全部机の上に出して、それに要する時間をおおまかに計算しました。
すると、処分可能時間が仮に500時間であるに対して、是非ともやっておきたい課題をこなすのに要する時間は1000時間くらいになりました。
こなしたいと思っていた課題の半分もできないことがわかって愕然としました。
いかに残された時間が少ないかをここで実感するわけです。
余談ながら人生も同じです。
限りない時間があると思っても、実際にはその半分もないというのが現実でしょう。
だから、優先順位の高い時間の使い方が大切になるのです。
ネットにばかり時間を取られることなく、読書の時間や考える時間を持つべきでしょう。
話を戻すと、処分可能時間が課題をこなす時間よりはるかに少ないことがわかりました。
そこで、こなしたい課題に優先順位をつけます。
優先順位の低い課題は、未練を残しながらも切り落としました。
まさに「泣いて馬謖を斬る」思いです。
あとは、500時間の範囲に絞り込まれた優先順位の高い課題を残された日々に割り当て、ひたすらこなすだけでした。
このように、まるまる4ヶ月あったとしても、残された時間は漠然と思っているよりはるかにはるかに少ないのです。
仮にあなたが2週間後に試験を受けるとしたら、まず10日間の計画を立てましょう。
10日間で自由に学習に充てられる時間を計算します。
そして、その10日間で是非ともこなしたい課題を机の上に出しましょう。
その課題をこなすのにかかる時間を計算します。
処分可能時間が仮に60時間だとすれば、課題に優先順位をつけて60時間の中に入るように切り落としましょう。
10日間でこなせる課題がいかに少ないかを実感するのではないでしょうか?
それが普通ですから安心して下さい。
あとは、選ばれた課題を10日間の中にバランスよく配置すれば計画はOKです。
これからの10日間は、迷うことなく配置されたタスクをこなしましょう。
お釣りがきたら、その日に考えればいいのです。
残りの3日間は、2日間で2回転目を最後の1日で3回転目をやるか、3日間で2回転目をやるかは科目の性質によって異なると思います。
暗記科目で明暗を分けるのなら、試験前日に1回転させることをお勧めします。
常に、残された時間は少ないものなのです。
その時間を最大限有効に使うことこそが、道を開くものと私は信じています。
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