これから、併願校を決めたり学校説明会に参加したりと、多忙になる親御さんも少なくないでしょう。
中堅校などは、説明会に参加すると「本試験問題」を1問プレゼントしてくれるところもあります。
そういう意味では、受験する可能性のある学校の説明会には是非とも出席しておいた方がいいでしょう。
学校側がどうしてこのようなプレゼントをくれるかというと、説明会に足を運んでくれた親御さんはその学校を評価してくれていると考えるからです。
学校側としては、他の学校に落ちてイヤイヤ入学してくる生徒よりも、最初から自校に愛着を持って入学してくれる生徒のほうがいいに決まってます。
そういう生徒のほうが、勉強だけでなく様々な面で伸びる可能性を秘めているからです。
ところで、学校説明会をママ友で分担する人たちがいるようですが、私はそれはやめた方がいいと思います。
そもそも原則として、受験のママ友はつくらない方がいいでしょう。
スタジオキャンパスの矢野先生も、ママ友はつくらない方がいいとはっきりおっしゃっておられました。
普段はいい人でも、自分の子どもが落ちた学校に知り合いのお子さんが合格すれば、決して心穏やかではいられないのが人間の性(さが)です。
お子さんの受験が近づいてくると精神的にも参ってきますので、普段なら絶対にやらないことをやってしまう人もいます。
ママ友同士で説明会を分担して参加したところ、参加しなかったママ友には資料だけ渡して「プレゼント問題」を渡さないことなど、毎年の日常的な出来事です。
合格したお子さんの親のふりをして、入学辞退の電話を架けたママ友がいたことは、以前ニュースで出ていました。
当然、ママ友同士が集まると、怪情報や嘘情報が流れ飛ぶことも予想されます。
某書き込みサイトであまりにも嘘や誹謗中傷が書かれているので、見かねた私が、実名を出して、自分の経験した受験事情の真実を書いたブログが拙著「中学受験BIBLE」のモトなのです。
これからの時期、ママ友との付き合いは、それ自体がストレスになりかねません。
ただでさえ、お子さんの受験が近づいてきて精神的にきつくなってくる時期なのに・・・。
理想的なのはママ友の付き合いから脱退することですが、従来からの関係上難しい場合もあるでしょう。
どうしても、付き合いが必要な場合には、最低限次のことを心に留めておいて下さい。
まず、ママ友には、説明会など大切な行事は任せないようにしましょう。
どうしても自分たちがいけない場合には、親や親戚、はたまた受験と無関係な友人に代理出席を頼みましょう。
次に、ママ友同士の会話は全部嘘だと割り切りましょう。
「全部嘘」と割り切るのは行き過ぎだと思うかもしれませんが、どれが本当でどれが嘘か取捨選択するだけで余分なエネルギーが必要になります。
どうしても気になることがあれば、塾の先生に相談しましょう。
お子さんの合否についても、極力話さないようにしましょう。
合格したときは嬉しくて話してしまいがちですが、ここは我慢です。
お子さんが不合格になったママ友からどんなしっぺ返しがくるかわかりませんから。
受験が終わってしまえば、ママ友の確執も自然になくなってくるものです(あくまで希望的観測ですが・・・)。
信じられるのは身内など限られた人だけと割り切って、ご自身のメンタルヘルスに十分留意して下さい。
お子さんの試験が近づいてくると、親のほうが精神的に参ってきますから。
かくいう私も、娘の試験前には精神的に多大なストレスを抱えてしまいました・・・(^^;)
食事が喉を通らずに、点滴をしているお母さんもいるとなじみの文具屋さんの奥さんが言ってました。
精神的にきつくなるのは当たり前と割り切って、それほどでもなければラッキーと考えておけばちょうどいいのではないでしょうか。
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ママ友だけでなく、公私にわたる人間関係を良好にするために絶対にお役に立ちます。
何卒よろしくお願い申し上げますm(_ _)m