昨日、「神の見えざる手」について書きましたが、あれは私の無知に基づく大間違いだと気づきました。


まずもって、十戒で定められた「神の名をみだりに唱えてはならない」という場合の神の名とはいわゆる固有名詞である「ヤハウェ」を指します。

日本的に解釈すると「神様」は普通名詞ですが「天照大神」は固有名詞となり、十戒では「天照大神という名をみだりに唱えてはならない」というようは意味であります。


そして、「神の見えざる手」つまり「invisible hand of God」という表現は、キリスト今日の終末思想に由来する言葉であり、平素から使われる言葉であります。

余談ながら、プロテスタント派の極論は「神の見えざる手によって救済されるものは予め決まっている」という予定説にまでいきつきます。


アダム・スミスの国富論に「invisible hand of God」という表現がひとつもなく「invisible hand 」のみに止まっているのは、スミスが敢えて省いたか、たまたま省いたかはよくわかりませんが、当時の時代背景から考えるとそれほど問題視することではなかったのでしょう。


昨晩眠る前に

「あれ!アメリカ大統領演説には頻繁に「God bless you ! 」という締めの表現が用いられているし、そうでなくても「God 」という表現は頻繁に出てくるよな~。俺ってとんでもない間違いを書いちゃったんじゃないか」

と思い立った次第です。


大間違いなことを偉そうに書いてしまったことを深くお詫び申し上げますと共に、前回のブログの記述を訂正させていただきます。