独立・起業する分野が前人未踏であなただけしかいない場合は、超ブルーオーシャンということになります。
それまで誰も思いつかなかったようなことで、しかも人々のニーズを捕らえていたとしたら、あなたは間違いなく天才でしょう。
しかし、ほとんどの場合先人は必ずいますし、そうでなくとも素晴らしいマーケットだとみんなが認識すればどんどんライバルが入ってきます。
いずれにしても、同業他者との競争は避けられません。
こんな時、是非、欲しいのが「ウィニングショット」です。
他の誰にも真似のできないあなただけの必殺技です。
姿三四郎の山嵐のようなものですね(古いか?)
まあ、それほど深刻にならなくても大丈夫ですよ。
飲食店でも、癖になる一品があれば、どうしてもそれが食べたくなってリピーターになってしまうでしょ。
その程度に考えておけばいいのです。
ラーメン二郎にリピーターが多いのは、(昔タクシーの運転手さんに聴いたのですが)、豚ともうひとつ何かの調味料が加わることによって、脳内に常習性をもたらすからだとのことでした。
もちろん、真偽はわかりません。
ただ、ひとつだけいることは、一時期、私はジロリアンになってしまって急激に太ってしまったということです(苦笑)
ほかの分野であっても、ウィニングショットを作ることはできます。
例えば、私は、金融と証券の両方の業界にいましたし、それ以来日経新聞を愛読し、経済番組もよく見ています。
弁護士として大々的に活動していたときは、金融業に強い弁護士というウィニングショットがありました。
おかげさまで、顧問先会社数はとてもたくさんありましたし、2代目や若手社長を集めて無料の勉強会も開催していました。
頼まれれば、顧問先起業の財務分析をしてアドバイスもしました。
なぜか、数年前に週刊現代の当時の編集長に「リコ弁」(離婚弁護士)というありがたいあだ名を頂戴し、(いささか不本意ながらも)離婚に強い弁護士にされてしまいましたが・・・まあ、実際、強いことは強いのですが(^^;)
親しい人のふんどしを借りるという手もありです。
某税理士さんは、身なりをピシリと決めて「○○銀行に顔が利きます」というのを強みにして中小企業に食い込んでいきました。
実際、その税理士さんは○○銀行の行員何名かと個人的に親しく、よく飲食を共にしていましたので、嘘ではありません。
このように、独立・起業に際しては、自らの(もしくは自分の会社や店の)ウィニングショットを早めに確立しておくことをお勧めします。
まずは、客観的に自分の価値を見つめてみること。
特にこれといった特徴がなければ、作り上げることです。
これは、独立・起業に限らず、既存の大企業にもいえることです。
ところが、あまりCMでは見ませんね~。
「どこよりも女性に優しい××電気」とか「お年寄りの方が最も安心できる○○証券」とか・・・監督官庁がいまだにうるさいのでしょうかねえ・・・?
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机上の知識ではなく、実際に試してみて役に立ったノウハウばかりです。
ウィニングショットは、誰もが認めた私の説得力と実績です。
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