本日、多くの方々が称賛している「断言しよう、人生は変えられるのだ」(ジョン・キム著 サンマーク出版)を読みました。


書籍全体のご紹介は後日するにして、とても印象に残った部分があります。


本書では「東京大学に合格したいという夢があるなら、それをそのまま夢にしない。東京大学に合格するために自分として最善を尽くすことを目標とするのである」「合格に向かって努力することそのものから、深い満足を得られるのだ」と書かれていました。


これを読んだとき、思わず「そのとおり」と膝を叩いてしまいました。


私は、脱サラして司法試験受験生になりました。

しかし、日々の勉強は、拙著「最短で結果が出る超合格法」で書いたように、その日のノルマというか目標を達成したあとの満足感で一杯になって安らかに眠ることができました。


私自身は、勤め人をやっているより勉強をしているほうが(自分の能力が向上していくという意味で)、日々の満足感を味わっていたのだと思っていました。


キム先生は、一日一日を大切に生きていくべきだという考えをお持ちです。


そういう点から振り返れば、私は、司法試験の勉強をしていたとき、一日一日を大切にして、毎日満足して眠りについていたんだな~と、再認識しました。

確かに、当時は、毎日、同じようなものを食べ、さして普通の男性が求めるような快楽(お金や飲酒や女性)がなくても、とてもとても満足した日々を過ごしました。


本書を読むまではまったく謎の日々だったのですが、目から鱗が落ちるような気持ちになりました。

そう、日々の勉強が充実感をもたらし、私は幸福な気持ちでいられたのだ、と。


娘が中学受験のときも同じような現象が起こりました。

「どこを受験しても落ちる気がしない」

という自信と実績を携えた1月下旬の娘が、

「あ~あ、受験が終わったら塾にいけなくなるのが寂しい」

とつぶやいていたのを思い出しました。


お世話になった、早稲アカの先生方の授業が本当に楽しくて、毎日が充実していたのでしょう。


合格してしまうとわからなくなってしまいますが、日々の勉強が楽しくなる”域”に入ってこそ、一日一日を大切に過ごしていることにつながるのですね。


本書を強く勧めていただいた上阪徹さんに深く感謝申し上げます。


明日になるか明後日になるかわかりませんが、必ず書評ブログを書きます。