はたまた「恋愛モノ」になってしまいました。
昨日の続きを書こうとすると、どうしてもこういう流れになってしまいました。
昨日のブログで、
異性を初めてのところに誘うには、動画や写真を見せて想像しやすくすればいい
という内容のことを書きました。
人間の保守的傾向を動かすには、心の中で体験させるのが極めて効果的な方法だということでしたね。
これは、商売でもそうです。
時計やバッグが欲しくなるときって、写真やテレビで見たり、はたまた店頭で現物を見たりした時ですよね。
営業マンが自社製品を売り込みに行くのであれば、現物を持っていく、それが無理な場合は動画や様々な角度から写した写真を見せることによって、相手が「自分が使っている姿」を容易に想像させることができれば、はるかに売りやすくなります。
今回のタイトル「セックスをすれば愛が深まる」というのは、ベストセラーになった「脳内麻薬」(中野信子著 幻冬舎)に書かれていたことです。
本書には結論だけしか書かれていませんが、そのプロセスを私なりに考えると次のようになります。
「彼(彼女)と、自分はセックスをしている」
→「セックスによってドーパミンが分泌され快感を感じる」
→「彼(彼女)とセックスをして快感を感るのは、自分が彼(彼女)を愛しているからだ」
→「私が彼(彼女)を愛しているという気持ちに間違いはない」
という流れになると考えられます。
簡潔にご説明しますと、人間は行動をするとその行動をとった自分の判断を正当化しようとするのです。
あなたにもきっと次のような経験がおありだと思います。
何かを買うとき、2つに絞り込んだもののなかなか決められない。
どちらも魅力的だ。
しかし、いざどちらかを選んでしまったら、選んだものの方が絶対にいい物だと思いたいし、実際に思ってしまう。
友人に「もうひとつの方がよかったんじゃないの?」と言われると、
「いや、こっちの方が斯く斯く然々の理由で私には向いているので、私の選択は間違っていない」と反論する。
友人が反対をしなかったとしても、買って帰る道すがらや家に帰ってから
「やっぱり、こちらにして正解だった」
と思う。
このように、自分の判断を正当化する傾向はすべての人間に当てはまります。
ですから、デートでもセックスでも、はたまた仕事での営業でも、一度でも相手に行動を起こさせると、相手は行動をした自分の判断を正当化しようとします。
もっとも、表題のように「セックス」の場合は、脳内にドーパミンがたくさん分泌されますから、より効果が大きいのかもしれません。
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