今日は成人式。

着物姿の若い女性たちを、街でたくさん見かけました。


日本の成人年齢は20歳となっていますが、世界では少数派なのです。

成人年齢のある世界の187ヶ国のうち、141ヶ国が18歳(もしくはそれ以下)となっており、日本の成人年齢は世界標準に照らすと高いのです。


私は、18歳以上を成人としていいのではないかと思っています。


最近、世間を騒がせた逃走犯の杉本某は、20歳で集団強姦、強盗という超凶悪犯罪の容疑者です。

もし、数ヶ月前ならば、彼は「少年」として扱われ、指名手配も困難になったのではないでしょうか?


そもそも、少年法が緩やかな処罰を規定しているのは、少年には可塑性があるからだという理由からです(可塑性というのは、わかりやすく言えば「やりなおしが効く」ということです)。

しかし、年齢で一律に可塑性があると認定し、寛大な処罰で済ませるのは、いかがなものでしょう。

個々の裁判等で、個別に可塑性を判断していった方が妥当ではないでしょうか?

同じ20歳未満でも、可塑性がありそうな未成年と、到底やりなおしが効かないような未成年がいます。


私の経験では、高校生も高学年になると成年と同じです。


少年事件を担当したとき、集団で人を殺めてしまった少年は中学生でした。

彼と接していると、本当にまだまだ幼く、可塑性が十分にあると感じました。


ところが、18歳やら19歳で凶悪犯罪を犯した少年と接すると、何ら成人と異ならない、という印象を受けたものです。


最近は、大学のサークルのコンパでも、未成年と成年の間に仕切りをして、未成年には飲酒をさせないような配慮をしている店があると聞きました。

これも、なんだかとてもナンセンスな気がしてしまうのは、私だけでしょうか?