象印の元副社長の男性が、何者かに自宅で手足を縛られラップを顔に巻かれて死亡するという事件がありました。

故人が経営していたマンションの賃料数十万円が奪われていたとのこと。



私はこの事件を耳にしたとき、犯人の目的は金銭なのか、それとも殺害が目的なのか、どちらかわからないと思いました。


まず、金銭目的であれば、わざわざ被害者の手足を縛ってラップでを顔に巻き付けるという面倒なことはしないでしょう。


被害者には殴られた跡があったそうですから、気絶している間に金銭を盗んでいけばいいだけです。

殺すことを最初からいとわなければ、刃物などを使用した方がよほど簡単です。



手足を縛り、ラップを顔に巻きつける。


計画的犯行であることは当然のこと、犯人と被害者の間には面識があったと思われます。

手足を縛ってから何らかの会話が交わされた可能性もあります。


また、ラップでの窒息死というのは、犯人が当初から意図していたとすれば、極めて残虐な殺害方法です。

息ができなくなって苦しみながら死んでいくわけですから・・・。


もし、そこまで犯人が考えていたとしたら、犯人は被害者に強い憎悪を持っていた人物でしょう。


近隣住民らの声によると、被害者は円満な人物で恨みを買うようなことは考えられないとのことですが、会社勤めをしていると知らない間に「恨み」「逆恨み」をされることは決して珍しいことではありません。


もし、犯人には殺意がなくて、騒がれないように手足を縛って(たまたま)ラップで口を塞いだということも考えられます。

しかし、口を塞ぐのであれば窒息しないようにして欲しかった・・・。


犯人の思慮が不足していたために被害者が死亡に至ったとしたら、被害者の無念は察するにあまりあります。