米国のFRBは、量的緩和を終えて政策金利を引き上げる方向に動いています。


政策金利を引き上げるのはインフレ懸念を払拭するためでしょうが、最近のインフレは食料高や原油高というように原材料価格の高騰によるものですから「金利引き上げ」は経済学的に無意味でしょう。

景気が過熱してインフレが起こっているわけではないのですから・・・。


景気失速を防ぐために中央銀行にあたるFRBに残された手段は更なる量的緩和(QE3)でありましょう。


中国も必死に金利を上げていますが、同じ理由で効果がないと考えます。


元を切り上げて、輸入品の価格を下げるのが最適な方法だと思うのですが、中国の場合は不良債権問題もあるので「舵取り」は米国以上に難しいでしょう。